私を取り合わないでよ! 美形男子達よ!
___私はごくごく普通の高校一年生の女の子。
名前は、山下 リンネ 15歳、元気で明るい女の子よ!
___私はある時。
何時も通る、学校に行く道のマンホールの中に落ちてしまったの。
___その日、テスト勉強をするのを忘れてて教科書を読みながら歩いて
いたから、まさか!? マンホールに蓋がしていないなんて、、、!
誰が思うの? そんな嘘みたいな本当の話から始まるの!
*
・・・そして、私は気絶していたのか?
ゆっくり目を開けると、そこには美男子があちこちといるじゃない!
【___えぇ!? どうなってるのよ!?】
___しかもね?
私の周りに彼らが、集まって来て! 私を心配してくれるのよ!
『___どうしたの? 君は何処から来たんだい?』
『___おーい! 可愛い女の子が何処からか? やってきたぞ~!』
『___Hey, baby! 俺のガールフレンドにならないかい?』
『___いやいや? めちゃめちゃ可愛いじゃん!』
『___ねえねえ、どこから来たのさ~可愛い子猫ちゃん!』
『___オイ! みんなやめろ! 彼女がビックリしているだろう!』
『___レノンさん! ココにどうして?』
『___勿論! 可愛い女の子がいると聞いてきたんだよ!』
『___わ、私、急に、マンホールから落ちて、それから、、、記憶が
なくなって、それで目が覚めたら? ココに、、、!』
『___もう大丈夫だよ! 君を元の世界に返してあげるよ! でも?
もしも? 頭を打っているかもしれないから、ココの病院で診てもらうと
いいよ! さあ~僕が連れててあげるよ!』
___そう言うと? 彼が私をお姫様抱っこをしてその病院まで連れてて
くれたの!
『___自己紹介をしてなかったね? 僕の名前は、レノンだよ! 僕の事は
レノンと呼んでくれ!』
『・・・あぁ、は、はい!』
『___だけど? 本当に大丈夫かい? 他に痛いところはない?』
『___あぁ、だ、大丈夫です! 私こそ、自己紹介をしてなかったですね!
私の名前は、山下 リンネ 15歳、高校一年生です!』
『___なんて! 可愛い女の子なんだ! 僕の方が2つもお兄さんだよ!
僕は高校三年生だからさ~!』
___私よりも2つ上の、レノンさんは物凄く大人の男性に見えて!
私は、彼にときめいてしまったの!
こんなにカッコいいのに、自分を飾らないレノンさんを本当にカッコいいと
思ったからよ!
▽
___病院に着くと?
これまた! イケメンの医師で、ココに居る人達みんな、男性しか
居ないと分かったの! しかも? みんなイケメン男子ばかりだわ~!
___これを! ハーレム状態って言うのかしら?
___私を診てくれた医師によると?
『___どうやら? 君は頭を強く打ったらしい! 1週間ほど安静にして
いないとダメだね! 君のお家の方には、僕から連絡を入れておくよ!
“あと1週間ぐらいはココに、この子をいさせてくださいとね!” 大丈夫!
何事もなく、君を家まで送り届ける事は絶対条件として考えているから!』
『・・・あぁ、ありがとうございます。』
『___でも? 俺の事を君が本気で好きになっても知らないけどね!』
『___オイ、聖夜! そんないい方? 医師が、この子にそんな風に言う事
じゃないだろう? どうかしてるよ!』
『___聖夜はないだろう? 俺はお前のお兄さんなんだぞ!』
『___えぇ!?』
『___俺たち、兄弟似てないだろう?』
『___フン!』
『・・・い、いや、似てると思います、、、。』
『___やっぱり、君は可愛いね!』
『___だから、聖夜! 彼女に馴れ馴れしいんだよ~!』
『___それを言うなら? お前の方だって!』
『・・・・・・』
___なにしろ、私は何故か? 1週間ココに居る事になったの!
すっかりその日は、テストがある事も忘れてたわ!
▼
___何処を歩いても、イケメン男子があちこちにいるわ!
・・・嘘みたいだけど?
段々と私は、イケメン男子に慣れてきているのが分かったのよ!
カッコ悪い人なんか! 一人もいないなんて!
考えた事がなかったわ!
___この世界は、“イケメン男子しかいない世界よ!”
*
___私は1週間の間、レノンさんの家に泊めてもらう事になったの!
しかもね? レノンさんは、お兄さんの聖夜さんと二人暮らしみたい!
・・・本当に、私が二人の男性の家に一緒に住んでいいのかしら?
不安ばかり募るわ!
『___今日からココがリンネちゃんの部屋だよ! ココにあるモノは?
好きに使っていいからね! 何かあったら? 僕に言って!』
『___あぁ、ははい!』
『___それと? 明日から僕と一緒にココの学校に行こう!』
『___えぇ!?』
『___大丈夫だよ! みんないいやつばかりだし! 直ぐに打ち解けら
れるからさ~』
『___あぁ、は、はい!』
___その日は、私は疲れて早く寝てしまった。
朝起きると? レノンさんと聖夜さんが私の為に朝食を作ってくれていたの!
『___あぁ! リンネちゃん起きた? 顔を洗ってきなよ! 朝ごはん出来
てるよ! 3人で食べよう!』
『___あぁ、はい!』
___レノンさんも聖夜さんも、朝からイケメンで。
ずっと見てても、飽きない綺麗な顔立ちをしていたわ!
・・・レノンさんに連れられて、学校に行くと?
まさかの!? “イケメンパラダイス”だったのよ!
___女の子は、私だけ!
本当に、この世界では? 女性がいないみたい!
それなのに、ここの男性達は、女性慣れしているというか?
紳士的で、レディファーストで、優しく、真剣に私の話を聞いてくれるわ!
『___ねえねえ、キミ? なんて、名前なの?』
『___すんごく! かわいいよねぇ~』
『___ぼくの、彼女にならない?』
『___オイ! 誰に言ってるんだよ、尚弥!』
『・・・レノンさん、どうしてここに、、、?』
『___お前ら! リンネちゃんに手を出すなよ!』
『___マジすっか!? リンネちゃんって? レノンさんの女
なんですか?』
『___なあ? 訳ないだろう! いいから、リンネちゃんに手を
出すな! いいな!』
【___あぁ、はい!】
___レノンさんって? 一体!? どんな人なの?
ここにいる! 男子達をレノンさんの一言で、言い聞かせている
なんて! ひょっとして、、、暴走族の総長とか?
*
___まあ、1週間こんな感じで、学校に行けば、、、。
私の取り合いで! 私の事で、泣く男の子もいるぐらい。
私は、男子にモテまくり。
___家に帰れば、、、?
レノンさんと聖夜さんの間で、揺れ動く女心。
・・・このまま、ずっとここに居れたらいいのになぁ~
___そんな風に思っていると?
・・・私は、突然! めまいを感じて、、、。
そのまま、そこに倒れてしまったのよ!
___次に目を覚ました時には、、、?
私の部屋のベットだったの!
___私の傍には、お母さんが私の手を握って私が意識が戻るのを
待っててくれたらしい!
『___お、お母さん?』
『___どうしたの? リンネが、学校に行く途中で倒れているのを見た
人が救急車を呼んで病院へ一緒に着いててくれたみたいよ。』
『・・・えぇ!? その人? どんな人だったの?』
『___若い男性でね! 確か名前は? レノンっていう何処かの学校の
男の子だったらしいわ! リンネの事を、凄く心配してくれててね!
リンネを診てくれた先生が、言っていたわよ!』
『・・・そう、なんだ!』
『___でも? これで、大丈夫ね!』
『___うん!』
・・・・・・私は、長い夢でも見ていたのかな?
本当に、レノンさんや聖夜さん、他のイケメン男子と会っていたのかな?
___今は、あの事が、、、?
夢だったのか? 現実だったのか?
私には、分からないけど、、、?
それでも、みんなに会えて嬉しかったなぁ~!
最後までお読みいただきありがとうございます。