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【chaosー日常から始まる混沌より】  作者: бездна
序章
4/19

序章:第三話「約束の前日と進む崩壊の兆し」

7月11日

【夜】

美悠side

7月12日

【朝】

哉芽side

明音+司side

7月12日

【昼】

京樹side

7月11日

―美悠side―

ライトを念を込めて12本用意し更に予備の電池を24本用意したぞ...くっくく...彼も驚くだろう。

「―おい」

「ひゅい!?」

誰だ!?此処には誰も近寄らない筈...

「...テメー人の顔みてビビったっつーならキレるぞ」

この厳つい声...

「...何だ、君か京樹(きょうじゅ)君...脅かさないでくれ。」

「テメーが廃校舎の方に歩いて行くのが視えたからよ。気になって付いてきたんだよ」

「お?君なりの優しさかい?照れるねぇ私もk「ざけんな」...えぇ?」

まさか京樹(きょうじゅ)君にまで彼と同じ返し食らうとは...似た物同士...な訳ないよねぇ

「それよりテメーこんなとこで何してやがんだ...まさか例の【企画】ってよ...」

ふっふふ...此処は流れ的にこんな感じで...

「君は知り過ぎたようだね...」

「なんで裏ボスみたいになってんだよ。馬鹿じゃねぇーの?」

うっ...彼とは違うトゲトゲで強い返し...泣きそう...

「はぁ...もうあれこれイレギュラーが起こり過ぎて手が回らないから君も手伝いたまえ」

「おう、良いぜ【あいつ】も来るんだろ?なら手を貸すぜ」

...?なんか彼に対して京樹(きょうじゅ)君の態度が急に変わるのは何故だろう...考えても解らんだろうしいいや


7月12日

―哉芽side―

明日約束の日だが美悠(みゆ)は、覚えているのだろうか...

「兄様...あの女から何か聞いていますか?」

「僕は何も聞かされてないまま【企画】とやらに参加するのは少しばかり抵抗感があるが今更だろう?」

そうだ、今更聞いたところで恐らく準備が進んでるかもしれない。

「兄様...私嫌な予感がするのです。キャンセルは出来ないのでしょうか...。」

「僕は途中から投げ出すのは嫌いだった知っているだろう?」

「知ってはいますが...まぁ気のせいなら良いのですよ。」

妹の予感は時折当たるのが怖いが...何か準備でもした方が良いのかもしれない...

明音(あかね)僕の御守りを持っていて。僕はこういうの信じない人だからね。それに君が持ってた方が良いと思ったんだ」

「に、兄様?急に変ですよ?それに兄様の御守り私が持ってても宜しいのでしょうか...」

「迷信より【もしも】ってのが大事なんだ。だが所詮は迷信だからね、あんまり期待するなよ?」

「...ッ!あ、ありがとうございます兄様。これは肌身離さず持っております。」

何だろう...変な捉え方されてる気がするがまぁ納得してくれてるなら良いか

「だろう?さっさと学校に行くぞ。遅れてしまうからな」

「はいっ!兄様!」


7月12日

―明音side―

兄様からの贈り物...兄様の御守り...兄様の匂いが...って

「兄様?そちらは遠回りになってしまいますが...」

どうしたのでしょう...何時もなら「こっちの方が早く着くし良いだろ?」って感じなのに...

「いや...あいつの姿が視えたから絡まれると面倒だし...」

あいつ...?誰か居たのでしょうか...私には兄様しか居なかった気がするのですが...

「まぁ少し遅れても問題ないだろう少し遠回りするが一緒に来るか?」

こ、これは通学路でーとってやつでは...?おっと顔がにやけてしまってしまいました...


―司side―

くそ...あいつ何時もこの時間帯で通る筈なのに何故通らん...

まさかあの小汚い細道を通るわけあるまい...

「ちょといいかい、そこの人」

「あ?なんだよ...チッ(つかさ)じゃねぇか面倒くせぇ...」

ん?この雑多はどこかで視たような...全部同じように視えるから気のせいだろう

「何時もこの通学路を通る()()()()兄妹を知らないかい?」

「知んねーよ。もう学校についてんじゃねぇ―の?」

チッ雑多如きが...

「視てないなら良いんだ。すまないね時間とらせて」


7月12日

―京樹side―

最悪だ...朝からあのド腐れに絡まれた...

「あー哉芽(かなめ)居るか?」

ヒッっておい...そんなに怖い顔してねぇだろうよ...

「あれ?昼休みから京樹(きょうじゅ)が来るなんて珍しいね?」

「あー何時もの道でしつこく聞きまわる(つかさ)に話しかけられたんだがなんかしたのか?お前」

「はぁ...やっぱり居たのか...(つかさ)君...」

嘘だろ?あいつ死角に居たんだぞ...

「あ?気付いたのかよ木陰に居たのに」

「解るだろう?影と何時もの恰好覚えてれば」

あー...言われてみれば影が薄っすらと視えてた気がする...敵わんなぁ

「すげぇな...よく見つからずに学校にこれたもんだ」

「まぁ(つかさ)君が何で僕に絡んでくるのか解らないがあれぐらい警戒しないと面倒なんだとね」

「まぁな...あいつ面倒なまでに絡んでくるからな...っといけね美悠(みゆ)から伝言あるんだった。「ちゃんと0時に来るんだよ?忘れないでくれたまえ」だってよ」

「ちゃんと準備してたんだ...少し意外だな」

まぁ俺もそう思ってたけどよ...まぁ【肝試し】だからなぁ...

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