春夏秋冬 華鳥風月
春
厳しい冬の寒さを乗り越え、雪解けと共に
新たな生命が生まれ
その命を祝福するかのように、
華は咲き誇る。
そんな春
夏
新たな命を祝福する華が散り、
春に生まれた雛鳥は
一羽の成鳥となり
空へと羽ばたく
そんな夏
秋
夏に空へと羽ばたいた鳥は、番と共に
眼下に紅葉を見据え
風と共に空を渡る
そんな秋
冬
秋に、風と共に空を渡った番は、
夜空に浮かぶ
蒼白くも美しい月華の下
互いに身を寄せ合い
暖かい春の訪れを待つ
そんな冬
時は流れ、季節は移ろい、時代は変われど
変わらぬ美しさがある
春夏秋冬、華鳥風月、四季を彩る
自然の美しさと
自然の中で生まれくる命
その全てに対し、私は畏敬を示し
讃えるだろう。
最後に
この美しき世界に生きる全ての命に
幸多くあれと請い願う
※拙き詩ですが一読戴ければ幸いです。