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蓮っ葉7
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『生きる』という積極性が、一番旺盛なのはむしろ、往復チャリで職場まで通う、腰の曲がった80代と思われるアルバイト男性Gなのではないかと思う。
一見、遠慮がなく、皆勤賞で会社から貰った(安っぽい)腕時計を、人生唯一の自慢としているようだ。もしかしたらGは、労働組合を作る上では、一番厄介な存在なのかも知れない。「働かせて貰っているだけで有り難い」というセリフを吐き、またそんな年齢なのだから、若い人たちと一線を画するのは当然だ。Gは、若い人たちから、迷惑がられていることが、全く分かっていない。
しかし職場は、たとえそれが、誰であろうと、はたまた外国人であろうと、そういう人を重宝する。




