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8.お仕事しましょう。私?今の私は引きこもっているのがお仕事です


▽ ▽ ▽ ▽ ▽


名前   Noname

耐久度  624/1000

清潔度  70%

環境   普通

GP    649

特殊機能 限定障壁:

      《種族 ラフラト》

      《種族 ガピート》


△ △ △ △ △




 今日もガーランティスさんは昼過ぎくらいに現れ中でのんびりしている。


(この人、仕事とかちゃんとしてるのかな・・・・)


「グギャ」


 私がしてもしょうがない心配をしているとゴブ助が帰ってきた。


「おっす、また邪魔してるぜ!・・・って大丈夫か?具合悪そうだぜ」


 ゴブ助は息を切らせながらよたよた歩いている。たまにそんな時があり大抵その場合、状態 毒になっている。



□ □ □ □ □


名前  ゴブ助

種族  ゴブリン

状態  疲労 空腹 毒(強)

レベル 5

HP   54/60

スキル 魔族言語LV3

      人族言語LV2


□ □ □ □ □



(えっ、いつも毒は(弱)、1回だけ(中)があった程度なのに、今日は(強)になってる)


 私はすぐに《癒しの力》を使って治した。ゴブ助は何事もなかったようにケロッとした表情で私のところまで来る。そしていつものように籠の中を出したとき、ガーランティスさんが


「おいおい、そこの黄色と赤紫のキノコ、パグファラとアーミヴァクトって言って毒キノコだぜ・・・・おい!その赤いキノコはププナって言って、触れるだけでもかなり危険な猛毒キノコだ!」


 ガーランティスさんの説明にゴブ助は血の気の引いたような顔になり慌ててその赤いキノコを取ろうとした。そんな物を捧げたらいけないと思ったのだろう。


(だ、駄目!危ない!)


 触るだけでも危険、なそれを手に取ろうとしたので私は急いで《処理》した。



『《供物》を確認。GP変換処理をします』

『<ストスタ>X3       12GP

 <シザート>X2       6GP

 <ダンダロフス>      3GP

 <パグファラ>X2    20GP

 <アーミヴァクト>    15GP

 <ナオナカ>X7     21GP

 <ププナ>        86GP』



 ププナと呼ばれる毒キノコは異常にGPが高かった。ガーランティスさんが言っていた2つも他の物に比べると高い。


(毒の方がいいのかな?・・・・私、毒でできている?!)


「まあ、無事だったから良かったじゃねぇか。しかし変わった魔法具だな。泥水をきれいな水にできる魔法具があるけどあれに近いようなもんかな?触った状態で《捧げる》とか言ったら俺自身も消えちゃったりして」


 そういった瞬間ガーランティスさんの手が光った。



『《供物》を確認。GP変換処理をします』

『<鞣革の手袋>     15GP』



「・・・・・・・・ま、まあ、食事にしようや」


 冷や汗をかきながらガーランティスさんは手袋を失った手で食器をとり席に着いた。


 今日は各自とってきた皿に<白米>を乗せ、2人の中央に大き目の平皿をだし、<から揚げ(鳥)>、<卵焼き>、<餃子><ポテトサラダ>を出し、ガーランティスさんには今回は<ビール>を、ゴブ助には<プリン>を出した。


「この前と違う酒だ!これもうめぇな!しかも今回は料理と合う!茶色い皮で包まれた鶏肉も、白い皮で包まれた・・・・何の肉だ?まあいいや!ともかくうめぇ!」


 今回も豪快に食べるガーランティスさん。から揚げと餃子は1人2個ずつと思い各4個ずつ出したがガーランティスさんは両方とも3つずつ食べている。


(まあ、ゴブ助は小食だからいいけど・・・・)


 と思いながらもゴブ助がまだ食べたり無そうにしたら出すつもり。とりあえずは1つずつ食べてご飯も食べきってプリンに移ったので満足したと判断して追加は避けた。

 2人とも食事が終わり片づけも済んだところで、ガーランティスさんは横になり眠りだしゴブ助もしばらくしてから寝床へとついた。



 そして翌朝、

「やべぇ!」

 と言いながらガーランティスさんは慌てて去っていくのだった。




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