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冬の桜  作者: 小月 恵
8/10

ゆーたろへ


いろいろ言いたいことあるけど、まずは、ごめんね。ゆーたろ。



私、ずっと嘘ついてた。

ほんとはね、知ってたんだ、私が死んじゃったことも、なんでゆーたろのところへ来たかも。


実はね、私、神様にあったの。

すごいでしょ!それでね、お願いしたんだ。


大切な人に、もう一度だけ会わせてください。って



ずっと、大好きだったから。


ずっと、ずっとずっとずっと。


ずーーっと大好きだから。



ゆーたろの優しいところも

すぐ泣いちゃうところも

おにぎりが下手っぴなところも


そして、私を守ってくれるところも


全部、全部大好き。



小さい頃からゆーたろ、ずっと気づいてくれないんだもん。

大変だったんだからね?



でも、うれしかった。


大きくなったゆーたろと会えて、デートして

たくさんお話して、一緒にお弁当食べて



キスして



神様が私にくれた三日間。

私は一番幸せだった。



お別れの時が来るのは寂しかったけど、それでもゆーたろといるときは笑ってられた。


ゆーたろが私に優しいから、何回も泣きそうになったの我慢したんだからね!

ゆーたろのおばか。でも、だいすき。




ゆーたろ、私がいなくなっても悲しまないでね。

私は、本当に幸せだったから。


私との思い出を悲しい思い出にしないで

笑ってる私を覚えていてね。



もっともっと一緒にいたかったけど、私きっと泣いちゃうから。

最後までわがままでごめんね。


大好きだよ、ゆーたろ。



バイバイ




希衣より

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