25/44
昔を思い出しての風景
あの当時のことって思いだせるんですよね。
学校が終わった大介少年は、家に帰ると、すぐさま自転車に乗って全力で文具屋へと向かいます。
がま口財布の中には200円くらいの小銭がはいっています。
文具屋の軒先にあるオレンジ色アーケードゲームは3台ありました。
「1942」「スパルタンX」「B-WING」が並んでいます。
近くに住む子どもたちは、すでにゲームで遊んでいます。
大介は筐体を覗き込みながら、友人に話しかけます。
「この階のボスって、強かもんね」
「下段キックで勝てるよ」
「マジ」
「マジ」
友人の奮闘を見届けると、次は大介の番です。
はやる気持ちを抑えつつ20円を投入、スタートボタンを押して、いざゲームの世界へと入り込みます。
オレンジのべニア板筐体あったなあ。




