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022 ログアウト!


ミサキと言うユーザーが過激な発言をし、すてらを戦慄させたその直後、他のユーザーがフォローを入れる。


────────────────


◇「冒険者レベル20『幻獣鬼』レグ」「ミサキさん……またヤバい事言ってるよ……」



2122-7-6 17:15

────────────────


◇ 「冒険者レベル23『鎧武人』ゼロ」


「うばうってw ちょww そんなシステムないっすよ……」



2122-7-6 17:16

─────────────────


◇「冒険者レベル30『疾風一閃』ミサキ」


「えー? 実力行使。ウチらのギルドの方がぜっったい。快適だし、強いってその子に教えればいんだよ!!」



2122-7-6 17:20

─────────────────


◇「冒険者レベル25『漆黒の片羽』ララ」


「……そう言う事じゃないと思うんじゃがの? ミサキ……」


2122-7-6 17:21

─────────────────


◇「冒険者レベル30『疾風一閃』ミサキ」「んー!! もう何でもいいや!! とりあえずその子見つけ次第私、凸るわ!! PVP(力比べ)じゃーー!!」



2122-7-6 17:23

─────────────────


◇「冒険者レベル23『鎧武人』ゼロ」「あー、この人ただ、戦いたいだけだな……」


2122-7-6 17:26

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◇「冒険者レベル27『アルデ』」(ギルド非公開)「でしょうね」



2122-7-6 17:27

────────────────



◇「冒険者レベル30『疾風一閃』ミサキ」


ははは!! まあその子見つけしだいはなしてみるよー、ありがとみんな


まってろー! ステラちゃん!!


2122-7-6 17:31

───────────────


「ひぃいい!!」


この戦闘狂っぽいユーザーミサキの闘気に負けたのか、すてらは腰掛けていたゲーミングチェアから間抜けな声を漏らしながら、倒れ落ちる。


「ひゃあああぁぁああ!!」


ごちーん。

幸い、椅子の強度と背もたれの部分が丈夫な作りになっていたおかげで痛みはそこまでなかった。


「はわー、やっぱりなんか大変なことになっちゃってるよぉ……はぁ、寝よ。うん、とりあえず今日は早めに寝よう」


──スヤァ……。


夕食も食べず、いつも夜更かしを楽しみにしている筈のすてらは22時手前に早々、眠りについてしまう。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



──てぃろろーてぃーろろー。


夜は更け、すっかり外は明るくなり、鳥が鳴き始め、太陽が朝を告げる。


スマートフォンにすてらが設定した、明るい曲調のアニメのオープニングテーマが目覚ましのアラームの役を無し彼女を叩き起こそうと爆音で流れ始める。



しかし昨日のゲーム疲れのせいか、これっぽっちも反応は無し──、起きる気配は全くなかったのである。


──パチっ、突然すてらの瞳が開きスマートフォンのアラームを眠気まなこながらピタリと止める。眠気で霞む目を擦りながら、朝食の支度を始める。


「よいしょっと」


ベーコンと卵を取り出し、油を引いたフライパンにそれを投入。


生だった卵が熱でたちまち目玉焼きに変わっていく。最初に投入していたベーコンの焼き加減も少し焦げ目が付く程度にはいい感じである。


ご飯を盛り付けようと炊飯器をすてらは開く。


「……ありゃ。そーいや昨日忙しくて忘れてた……」


母親は今、仕事の関係で海外にいるようなので普段、炊事洗濯、全てを1人でこなさなさなければいけないすてらはいつもはちゃんとこういう事もばっちり準備をしているのだが──


昨日の疲労のせいか、今日のお米はこういう時にこそ、頼れるべき存在である『3分簡単炊きたて君』に頼る事にした。


「よかったーー、こういう時こそ、君だよ君」


──バタン。


ガチャ。



ブォオオオン。



乱雑に電子レンジの扉を開けて、すてらはそれを放り込む。


設定時間は1分ちょっと、あまり温めすぎても猫舌の彼女にとって熱々のお米は食べにくいらしく、軽くあっためながら飲み物の用意をし、いまさっき作った目玉焼きベーコンとドリンクをテーブルに並べる。



パンも欲しくなるなあ、と食器棚におあてあったパンをジト目。うん、太る止めよう。


食パンの誘惑にすてらは打ち勝ち、朝食の準備が全て整った所で、「いただきます」と丁寧に食べ物へと感謝を込め、それらを頬張る。


──美味しい、流石私。



シャワーを浴びて、歯を磨き髪を軽くセットして学校に向かう準備を整える。


「よしっ、行ってくるね。お父さん」


父の遺影に行ってくるよと今日も一言告げ、学校へ向かうすてら。



すてらの新しい1日がこうしてまた始まっていくのであった──。

現実回でした。


すてらのリアルをすこーし。

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