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あとがき

 無事最終話をお届けすることができました。

 重ね重ね、お立ち寄り頂いたすべての方々に深く感謝いたします。誰かが読んでくれている、という嬉しさからここまで来ることができました。


 ここから作品に対するあれやこれをつらつらと語っていきます。長いです。




・はじめに


 きっかけはボイタチとフェムネコのカップルが好きだけどあんまり見かけないので書こうと思った、そんな感じの理由です。もっと増えてください。

 もともと書くのが遅いため、執筆速度を上げたかったのもあります。

 産みの苦しみはありましたが、だいたい楽しく書いてました。


 あとはくっついてからのいちゃいちゃをメインに書きたかったのもあります。

 くっついてゴールって作品を見かけると、その後が見たいのにーと歯痒い思いをしてきたので。


 あ、興味がございましたらノクターン版もありますのでどうぞ。

 https://novel18.syosetu.com/n0589hl/



・キャラクター雑枠


 A視点の人……主人公その1。愛が重深い人。心情的に書きやすかった人。

 ボーイッシュ、バリタチ、不器量設定に加えて口調も中性的なので、百合作品だと思ってもらえるかたいへん不安だった子です。なるべく粗野な言葉遣いにならないように、中盤からは柔らかめの台詞を増やすようにしました。


 B視点の人……主人公その2。もっと愛が重深い人。文体的に書きやすかった人。

 だんだんおかん属性が強くなってきた子だったと思います。初期はもう少し軽い女子っぽさがあってむしろ相方がツッコミ兼おかんだった気がしますが、どんどんでれっでれに甘やかすネコさんへとなっていったような。


 総括すると、どっちの視点でも書いてて楽しかったです。


 他キャラに関しては……店長が一番出番が多かったと思います。

 ミヅキさんは忘れた頃に出した子なので、もう少し前から出番を設けてもよかったかなと。

 男子タケっちは単なる従業員その1でしたが、なんか思った以上に活躍してくれました。

 あとはあれ以降(高校時代編)出番がありませんでしたが、Nさんとのライバル関係的な距離感も気に入っております。後輩やアイドルとともにちょくちょく試合に出てるんじゃないかと思います。



・お話ごとの雑枠


 馴れ初め編……当初はここまでの短編的な位置づけで終わる予定でした。

 これ書くのに半月くらいかかってると思います。(掛けすぎ)

 時間をかけただけあって告白シーンとかは気に入っております。

 なおストックはこれだけなので、次話から睡眠との闘いの日々が始まります。


 来店編……一番長いお話です。最初のプロットでは普通に職場に訪れて仕事してる恋人かわいいでれー、みたいな短い話で終わる予定だったような気がします。

 悪役なる人物が苦手なのでストーカーおばさんは出すか出さまいか死ぬほど悩みましたが、同性ストーカーをテーマに書いてみたかったので出しました。

 執筆時間より、ストーカーの心情とか警察の対応とかを調べてる時間のほうが長かったと思います。


 高校時代編……Bさんの回想だけで終わる予定だったんですが、やっぱり長くなりました。過去編よりはよいちゃいちゃせんかいー、といつお叱りが飛んでくるかひやひやでした。

 柔道描写にめちゃくちゃ苦労した思い出があります。試合動画や技解説サイトとにらめっこしながら書いてました。経験者の方からするとどうだったのでしょうか。ちょっと気になります。

 卒業式のシーンが個人的に気に入っております。


 番外編……いちゃいちゃを挟むためだけに設けました。

 季節ネタが増えるにつれて、時期に合わせてお話を書こうという方向性はこのあたりから定まった気がします。


 文化祭編……高校時代編で書けなかった過去エピソードがけっこう挟まれております。後輩さんとのいさかいは本来高校時代編で書く予定でしたが、長くなるためこっちに移しました。

 女子会のシーンで各キャラの名称をどうするか悩んだ思い出があります。男子の扱いにも。


 進展編……クリスマスまでのつなぎとして始まりました。

 性描写に関しても書くか書くまいかとても悩みましたが、求めている人に届けばいい精神で書くことに決めました。行き着くとこまで書いた今見返すと、まだ健全寄りに見えてきます。焦れったい描写を書きたかったので満足です。


 クリスマス編……書きたかった章のひとつです。教会ネタとかプレゼント交換とかクリスマス商戦とか性夜とか。来店編に次いで長くなりました。

 親へのカミングアウトは当初予定になかったのですが、いい機会かなと思って書くことに決めました。お父さんはその後めげずにGLドラマを世に出しているんじゃないかなと思います。


 年末年始編……前半いちゃいちゃ後半シリアス寄り。クリスマス編からやたら意味深に出てきた猫と子供がメインになります。

 あのお母さんは最終的にMTFの同性愛者という形に落ち着きました。育児ノイローゼに悩む親御さんという構想だけは当初からありました。

 子供まーちゃんはそういや性別を公表してませんでした。女の子です。

 茶トラはかつて(作者の)リアルにいた地域猫がモデルです。


 旅行編……どこで切っても最終回に見えるようなお話が多かったと思います。

 旅行編というわりにはあんまり旅行感がなかったことが反省点です。もう少し短くまとめるべきだったなと。


 エピローグ……一生涯愛するなら最後まで書かねば、と思い立って書きました。

 あらすじのとある一文が、最終話に合わせてさりげなく変わっております。



・謎こだわり雑枠


・固有名詞ださない

・ダッシュと感嘆符を使わない

・男性キャラクターを排除しない、安易な悪役にしない

・季節ネタは時期に間に合わせる


 これをベースに書いてました。



・反省点


 とにかく長いです。地の文びっしりです。全話追ってくださった読者様には感謝しかありません。

 次回作はもう少しコンパクトにまとめたいです。



・次回作について


 まだ構想段階ですが社会人百合を予定しております。

 今作が秋から冬にかけてのお話だったので、春から夏にかけたお話にしたいです。

 舞台設定は今作と同じになると思います。あと今度はある程度ストックに余裕を持って投稿していきたいので、春辺りになりそうです。睡眠時間は大事です。



・おわりに


 ここまでお読み頂きありがとうございました。

 また別の作品でお会いできる日を楽しみにしております。

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