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目の保養は大好物ですが、恋愛対象ではありませんっ!  作者: 深月みなも
アリエラ、入学前のお話
10/26

アリエラの隠し事とは?

アリエラの隠し事がここで一つ出てきます。

既にお気づきだった方が殆どだとは思いますが、明かされるアリエラの秘密が載ってますので、良ければお読み下さい。

興味無い方は早送りでも可!(笑)




***************************



王宮での夜会の後、帰りの馬車で眠ってしまったアリエラ。



屋敷へ帰ると両親に一緒に寝てしまっていたウィルと共に起こされた。


馬車を下りるとすぐに出迎えてくれた使用人の中からアリエラの元にはヴィーが向かってくる。

寝起きでまだ眠そうな私にヴィーは苦笑していたが、すぐに腫れてまだ僅かに赤い目を見てアリエラの顔を慌てて覗き込んだ。

心配するヴィーに他の人にも言ったように嘘の理由を告げれば、もうっと少し頬を膨らませながら、すぐに氷を持ってくるので部屋に戻ったら当てて下さいと言われて頷く。


玄関ホールで家族と解散して自室に戻ると、ヴィーが持ってきた氷を目元にあてながら、侍女にドレスを脱がせてもらい髪も解いてもらう。

暫く氷をあてていたおかげでだいぶ目元もすっきりし、疲れていたので軽めにお風呂に入り寝巻きに着替えたアリエラ。

まだ冷やしていた方がいいですよと、心配性なヴィーから部屋を出る前に新しい氷を受け取り部屋に一人きりになった。


ベッドに寝そべりながら言われた通りに再び氷を閉じた目にあてていたが、氷が全て溶け切ると瞼の上からそれをどかした。


溶けて水だけになった袋をサイドテーブルに置くと、アリエラはそっと身を横たえていたベッドから起き上がって窓際へと向かう。

窓越しの空…そこにある月を見上げて、静かにテラスへ行く為に硝子がはめ込まれている戸を押して外へ出た。


テラスへ出ると、ここまで届くリアリスの潮風がほんのりとした温さでアリエラの肌を滑り髪を揺らす。

遠くと波の音が聞こえるだけの夜の静かさに身を委ねながら、アリエラはもう一度……今度はガラス越しではなく、邪魔なものが遮ることのない月を見上げた。


あの夜会で、庭園に佇む青年がしていたように。


(月だけは、何も変わらないのね)


アリエラはしんみりとした気持ちで、テラスの柵へ身体を預けながら長い間月を見上げた。

今日は懐かしいと思うことが多くて、一人になるとどうしても感傷的な気分になってしまうのだ。



アリエラは変わることのない同じ『月』を見ながら、自分が………『アリエラ・ディーベルト』になる前の、誰にも話せずにいる昔に思いを馳せた。



────懐かしい『日本』で生きていた頃の思い出に。



**************************



アリエラにはアリエラとしての記憶とは別の記憶があった。

産まれた時からではなく、数年生きてから突然思い出した記憶。




────それは遡ること六年前。



アリエラは八歳になる頃にリアリスの海で溺れ、生死の境をさ迷った経験がある。

生死の境をさ迷ったのがきっかけとなったのか、正確な理由は分からない。


だが、その日を境にアリエラはあることを思い出したのだ。


『アリエラ』が『アリエラ』として産まれるよりも前の記憶…つまりは前世というものなのだろう。

そんな記憶がアリエラの中に蘇ってきた。


"『日本』という場所に生まれて生きていた記憶"



それは屋敷の皆で羽を伸ばしに海に行った日の出来事だった。


因みに補足すると、前世の様に四季と言うものはクレセアルにはなく、基本的には温暖的な気候が一年の大半を占め、年の終わりが近づくと確かに気温は下がってくるが、昔の記憶にある日本の様に雪などは降らない。

雪が降るのは唯一、北のモルティアナの奥…ウォルドの森を越えた先にある山脈地帯『コーラル山脈』だけだ。

クレセアルの歴史上、コーラル山脈以外で雪が降った記録は数える程しかない。

コーラル山脈以外で雪が降ることは、『異変』を意味している。その数少ない記録の年もやはり大きな出来事が起こったと記録にある。


なので雪が降らない方がクレセアルにとってはよい。


アリエラの生まれたクレセアルという国は、身を震わせる程の寒さとはあまり縁のない国だった。



アリエラの家、ディーベルト家は年に数度、家族だけではなく使用人も含め羽を伸ばす日がある。


帰省と旅行が選べて、帰省する者以外はディーベルト家の者とともに出掛ける…という恒例行事なのだか。

旅行に付いてくる使用人のその日の仕事は、食事の支度くらい。それ以外の時間は避暑地や旅行先で自由に過ごしてもらうのが恒例となっている。


所謂『慰安旅行』のようなもの。


その年では二回目の慰安旅行をしに、近場ではあるがリアリスの海岸沿いのビーチでのんびりと皆で過ごしていた。

野外で料理を楽しみ、無礼講で大人達はお酒も飲んでいた。


アリエラもディーベルト家の人達は勿論、一緒に来ていた幼馴染のジルやその家族と楽しい時間を過ごしていた。


兄はこの頃学院に入っていたので、長期休暇でないこの日は来ていなかったが姉とまだ幼い弟のウィル、そして幼馴染のジルと侍女であるヴィーと水際でずぶ濡れになったり、濡れた砂で形を作ったり、貝殻や流れ着くものを拾ったりして遊んでいた。

危なくないよう大人からも気を配られながら遊んでいたのだが、大人しそうに見えてその実好奇心旺盛なアリエラは、普段は誰かと必ず入るのに、その時は大人の見ていない隙に一人で海の中に入ってしまった。


(確か、水底にキラキラ光る何かを見つけたのよね……)


透き通ったコバルトブルーの海を前に遊んでいたアリエラは、波打ち際にキラキラと輝く何かを確か見つけたのだ。

キラキラ光るそれが気になったアリエラは、取ろうとして海に近づいたが、押しては引く波にキラキラは攫われていき、初めは近くで見えたはずなのにどんどんと流されて奥へ奥へと転がっていくものだからつい追いかけて自分も奥へと行ってしまった。


今よりもずっと幼かったアリエラは、体も小さくて泳ぎもそこまで得意ではなかった。

結果、進み続けたことにより一気に水量は増して足がつかなくなった事で慌ててしまい、大量に海水を飲みこんでしまって溺れた。


パニックになってもがけばもがくほど海面に上がれなくなり、不規則な呼吸で肺から空気は抜けていき、代わりに入ってくるのは鼻や口から飲み込んだ塩辛い水だけ。

アリエラが水を叩き暴れる度に、水音が激しくバシャバシャと音を立て水面を揺らしていた。

お陰で異変に気づいた大人達がすぐに溺れているアリエラを見つけるこたができた。


けれど大人達がアリエラの元に辿り着くよりも早く、どんどんとアリエラの意識は朦朧としてくる。

力が抜けてきて水に沈んでいく体は波に揺られ、水の中を漂う幼いアリエラは朦朧とした意識の中、脳内にデジャブのように今と似た状況の光景が頭の中には浮かんでいた。


何が何だか分からないまま、アリエラは水底に向かってどんどん沈んでいく。


水面が集めた光が遠くなり、薄暗い水に包まれながら、どこかから伸びてくる誰かの手を薄らとまた気がしてそのままアリエラは意識を飛ばした。




救助されたアリエラが意識を取り戻したのはそれから二日後。



アリエラが目を覚ますと、寝ていたベッドの傍には目を腫らした両親と使用人がいて、アリエラが目を覚ましたと気づくと更に涙を流しながら喜ばれた。

その目の下には隈が出来ていたからずっと付きっきりで見ていてくれたのだろう。


アリエラが目を覚ましたことで、心配で屋敷に留まっていたジルとその家族や、一度部屋に戻されていた姉弟達も報せを聞いて飛んできて、泣きながら怒られたり抱きつかれた。

その中には学院に居るはずの兄までいてアリエラは凄く驚いたのを覚えている。

後から聞いたが、アリエラが溺れて目を覚まさないと報せを聞いて急いで飛んで帰ってきたのだという。


押し寄せる人に驚きその時は気づかなかったが、少し落ち着いて来るとアリエラは不思議な感覚に襲われた。


『ここ、…私の部屋?』


それは本当に一瞬で、直ぐに自分はアリエラ・ディーベルトであり、今寝かされているここは自分の部屋だと理解できた。

でもその日から、徐々に別の記憶がアリエラの脳裏に浮かび始め、その度に違和感がアリエラを襲った。




『テレビ何処だろう』


違う。この世界にはテレビなんてものはない。


『学校に行かなきゃ』


私はまだ八歳だ。学校は十四歳になるまでない。


『紅茶じゃなくて、たまには緑茶やほうじ茶が飲みたい…』


そんな他国のもの簡単には手に入らない。





不意に浮かぶ事柄は、八歳のアリエラでも知っているはずのことばかり。

浮かんではすぐに否定できるそれがなんなのか。

初めは記憶が混乱していて分からなかったが、一年も経たないうちにアリエラは全てを理解した。


(まさか、自分の前世を思い出すことになるとは思ってなかったなぁ)


そう……アリエラの脳裏に浮かんでいた見た事もない景色や記憶、知識は『アリエラ』として生まれる前、ずっと昔別の場所で生きていた時の記憶だった。


(溺れて昔を思い出すなんて皮肉よねー………)


別の世界で生きていた頃の最後の記憶は冷たい水の底だった。


まだ高校生になったばかりで、自転車で学校へ向かっていた時のことだ。


やっと慣れてきた道を自転車で走っていたら、丁度川が流れている橋に差し掛かったあたり。キキィーーと凄い音が鳴り響くと同時に、強い衝撃で自転車ごと吹き飛ばされたのは覚えている。


ああ、跳ねられたんだ…とぼんやりと考えている間に、自転車を置き去りに体だけが柵を飛び越えて、放り出された体はそのまま水面へと勢いよく叩きつけられた。


その衝撃と車に跳ねられた時の痛みで、体の節々が痛くて上手く動かせなかった。


まともに泳ぐことも出来ず、必死にもがいてはみたものの結局溺れて死んでしまったのだろう。

水中でどんなに手を伸ばしても誰も掴んでくれないまま、自分から抜けていく空気の泡がコポコポと上へと登っていく様を眺め続けて終わった前世。


アリエラが溺れた時は、家族もジルも慌てて引き上げに来てくれたのを覚えている。

意識が朦朧としていても、それが視界に写っていたから怖さはすぐに吹き飛んだ……けれど、昔を思い出した今は少し水の中は怖い。


記憶を思い出して以降、アリエラはどうしても怖気付いてしまい、あまり海の中には足を踏み入れなくなった。



そうして記憶を取り戻したことによって変に大人びてしまったり、他の人が知らないような知識を手にしてしまったアリエラだが、自身の変化で"アリエラ"という存在が大きく変わってしまうのではないかという懸念は杞憂に終わった。


気づいたら転生…や、異世界から別の人物に憑依という訳ではなく前世でちゃんと?死んで、アリエラとして新しい命を持って生まれた。だから、ちゃんと自分は"アリエラ"であり、前世に塗りつぶされることはなかった。


それに、魂に刻まれている根本的な好みや性格などは変わらないのだろう。

死ぬ前は当時十五歳だったが、そもそもが少し子供っぽい十五歳だった為(それもそれでどうなのという話だが)、八歳よりはほんのちょっと大人びただけで基本的にはそこまで大きくは変わらずに済んだ。


増えた前世で見たり経験した知識についても、世界が違うのか時代が違うのか。

話したところですぐに理解してもらえるような内容ではないと判断し、敢えてアリエラは誰にも漏らすことはなかった。


なので記憶を取り戻しても、誰もアリエラの僅かな変化を不審がりはしなかった。


実際、前世を考えると貴族の令嬢という立場は大きな変化ではあるが、それ以外は前世の自分と今のアリエラとしての自分の性格にそこまでの違いがなかったのが幸いしたのだろう。



ただ一つ、変わった事と言えば、────それはアリエラの趣味の"加速"。



元々アリエラとして生きていた時も同じ趣味はあった。


それは『人間観察』。



性格は前世とベースは変わらないが少しは違いが生まれているというのに、趣味だけは少しもブレることなく、寧ろ前世でハマるよりも早い段階から熱意を傾けていた。


そこまで受け継いでいるのであれば、もはや魂に深く刻まれる程の熱量をその趣味に捧げていたのでは?と思うほど、前世でもアリエラとしてもこの趣味を続けていたようだ。


基本観察癖は何に対してもあるが、特に人…そして美男美女は前世今世ともに大好物だった。

前世の記憶を思い出してからというもの、その趣味に更に拍車をかけてしまったアリエラ。


何せこの世界は前世でいう異国…物語のような世界で、整った顔立ちがあちらこちらにいるのだ。

おかげで昔のように『テレビ』越しなどではなく、近場で探して直に眺めていることが容易に出来るようになったのだ。

自分もアリエラとして生まれ、昔とは違う風貌だがそんなことなどどうでもいい。

自分にとっての目の保養を存分に見ることを生き甲斐に、アリエラは新たな人生を謳歌していた。


優しくて大好きな家族とディーベルト家に住む人達。

仲の良い街の人達や知人。

そしてアリエラを包む暖かな環境に満足していて、とても幸せだと思う。


なので基本的にはいつも元気なアリエラだが、ふとした時に昔を思い出して泣きたいような、なんとも言えない寂しさのようなものが襲う時がある。

もう自分はアリエラとして生まれた日からずっとここで生きてきて、今いるこの世界が大好きだ。

だからここを離れたい訳ではない。


なのにふと思い出す昔に、ホームシックのように時折戻りたいと思ってしまう事がある。


本当にほんの少しだけでいい。

向こうで生きていた時の両親や兄にも会いたい。

きっと自分が突然死んで驚いた筈だ。

もしかしたらなかなか立ち直れず泣いているかもしれない。それくらい家族は自分を愛してくれていたし、自分も愛していたから。

あの懐かしい世界…地球という惑星の『日本』という国のまた景色を見たい。


僅かに湧き上がる願望に、どうしても泣きたくなってしまうのだ。


だからアリエラは、夜会で出会った青年を考えるよりも先に追いかけた。

彼がこの異国とも別世界ともいえる世界で、とても『日本』を彷彿とさせる容姿や装いをしていたから。


やっと追いついた彼は、改めて見ても日本に近い顔立ちと黒い髪と瞳を持っていて。

着物と間違えてしまいほど似た装束を身に纏っていた。


それを見ただけで無意識に涙が溢れたアリエラは、青年に気づかれた後もなかなか泣き止むことが出来ないほど、懐かしくて切なくなった。


結局あれだけ必死で追いかけた彼は、アリエラの求めた『日本』という国ではなく和の国という国の人間だった。


着ていた服も、よく見たら着物と似た服を使っていたが、刺繍や装飾品はどちかと言えば民族的なものに近く、着方も腰の部分を帯を使ってとめてはいるが、タンクトップのようなハイネックのインナーを中に着ていて、上半身の合わせは大きく開き鍛えられている肩や胸元を晒している。

下も着物のようなものの中に細身のズボンを履いていた。


アリエラが知る『着物』の着方とは大きく違っていた。


服装だけではなく、言葉も日本語と同じ言語を使っていたが、『和語』という言語で日本語ではないし、そのような名は知らないと言われた。


その全てが、アリエラの『ここは別の世界』だという正解に近い仮説を裏付けているようだった。


本当はアリエラももう気付いていた。

ただ受け止めきれなかっただけで。


きっとここは前世で住んでいた世界とは別物なのだろうと。



転生して記憶が戻って…時間をかけてできる範囲で書物を漁った。


けれどもそのどこにも『日本』や『地球』という単語はなく、幼いアリエラには調べられる範囲も限度があるものの、範囲が広がろうと記憶にある地名が何一つ掠りもしない時点で答えは出ていたようなものだ。


「分かっていても……探しちゃうんだよね」


似ている何かや面影を。

ここには居ないはずの家族を。


こればかりはきっと仕方がない。

突然の別れだったのだから、心残りとしてアリエラとして生きていてもずっとこの胸の奥にあるのだろう。


こうして懐かしさに胸を締め付けられる時は決まって一つ、変わる事のないお願いを月に向かって心の中でしていた。


『どうか、昔の私の愛した人達が笑っていますように』


変わることのない同じ月ならば…この願いも届くような、叶えてくれるような気がして。


アリエラはいつものように願いを月に託し、悲しみを胸の奥へとしまい込むと部屋の中へ戻った。

変わらぬ月が優しい明かりを届ける部屋の中へ戻ったアリエラは、ベットの中に入るとそっと瞳を閉じる。

いつしか穏やかな寝息をたてながら、懐かしくて暖かなあの世界で過ごす夢を見ながら静かに次の朝を待った。



**************************





今現在のクレセアルの情報になります!



クレセアルの中心部…中央都市オルフェリア。


↓↓↓主な大きい街(中央都市から見て)↓↓↓


南がリアリス…海岸のある港町。貿易が盛んで、輸入品や商人が特に集う商業都市。大きな市場もある。国外からの観光客も多い。


西がメルドーナ島…海に面した平野の街道があり、大きな街はないが、小規模な町と海に浮かぶ小島が複数あるり、それぞれに人が暮らす。


北がモルティアナ…東から続く森、ウォルドの森を超えた奥にコーラル山脈があり、クレセアル唯一の極寒地である雪原地帯がある。


東がタチアナ…他国との境界であり、魔物が住むウォルドの森が近いことから、旅人向けの宿屋や店が多く集まる街。


ウォルドの森…東から北にかけて広大な森が広がっている森。魔物があふれる『危険区域』や許された者しか入れない『聖域』が存在する。


と言う感じです( ¯꒳¯ )

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