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プロローグ

 ラナ大陸北部にそびえる魔王城、その奥に鎮座するのが魔王イスタルである。


 その魔王城は所々に穴が開き、ガラスは割れ、絨毯は破れていた。


「なぜ勇者は毎度毎度城に攻めてくるのだ…」


 理由はわかっている。魔王とは魔を統べる者。この大陸にいる魔物達を唯一コントロール出来る存在である。

この世界の人間は魔物の脅威に怯え暮らしている。魔物は人間を見つけると襲う。しかし、人を殺した後は食べるでもなく放置していく。そのため、魔王による命令により魔物は人を襲うのではないか、と人達の間では考えられている。

 そのため、人は幾度となく魔王へと挑むが魔王城周辺には強力な魔物が多く近づくことすら出来なかった。

 そこで人の世界で最も大きな国であるロスカ帝国により、古から伝えられる異世界から勇者を召喚した。勇者は強大な力を持つ。唯一魔王城まで乗り込める力を持つ人となる。

 だがいくら強大な力を持つとしてもあくまでも人として強いと言うだけだ。魔王は魔を統べるもの。その力は魔物全ての力を合わせても足りない程であり、勇者であろうと大差はない。故に魔王城に攻めてきたら適当に相手をして追い返しているのだが…


 「修理は魔法ですぐできるとしても、我が家を何度も壊されるのは我慢ならぬ…」


 数ヶ月に一度勇者は城に現れ、今度こそはと様々な奥義は放ってくる。魔王の身体には傷一つ付かないのだが、城は別だ。魔王城は大爆発や隕石に耐えられる程頑丈ではないのだ。


 「いくら力があろうとも、自由に生きることはできぬか……よし!ちょっと人になるか!」


 こうして魔王は人へと転生することを決めたのだった。


 そうと決まれば転生に必要な準備をしなければいけない。まず魂の器となる人の身体が必要だ。


 「クリエイト!」


 本来であれば金属の形を変えたりする魔法だが、魔王ともなれば無から有を作ることも造作はない。


 「リバイブ!ディレイトランス!」


 自身に事前に復活魔法を施し、死んだ時即座に復活できる状態にする事で魂を現世に一時的に留め、魂をトランスの魔法で先ほど作成した身体に移動させる。

 これで死んだと同時に人に転生する事が可能となった。後は忘れずに。


 「パワーブレイクガードブレイクマジックブレイク…」


 正直勇者がどれだけ攻撃しようがこのままのステータスではダメージが入らないので、自身の弱体化を際限なく行う必要がある。


 後は勇者を呼ぶだけである。強制転移で連れてくればいいか。

取り敢えず完結させることだけ考えます。

ノープランで書いたので、キャラはどんどんブレていくかと思いますが、それはそれと言うことでご容赦頂ければ…

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