家で兄妹が話すだけの話し
初めて小説を投稿しました
(テスト勉強)
妹「なんで勉強しないといけないのかな」
兄 カキカキ…
妹「数学なんて、分かんなくても実社会で特に問題ないし、化学式なんて覚えても意味ないわ」
兄 カキカキ…
妹「そもそも今の時代はIT。分からないことがあればその都度検索すればいいのよ」
兄 カキカキ…
妹「今の日本の教育は間違ってるわ。こんな無駄なことを学生に教えているから、日本は欧米に比べて」
兄「うるせぇ。日本の教育を批判する時間があるなら、手動かして勉強しろ」
妹「ひどいよ、兄さん。私はこの国の教育がいかに間違っていいるか考えているのに」
兄「そんなのただ勉強したくないだけの言い訳だろ。明日のテスト赤点取ってもいいのか」
妹「留年したくないから嫌」
兄「だったら勉強しろ」
妹「相変わらず、兄さんは真面目だねー。なんでそんなに勉強するの」
兄「いい大学に行くためだ」
妹「いい大学に行ってもいい人生が待っているとは限らないよ」
兄「少なくとも良くない大学に行くよりはましだ」
妹「本当に真面目。でも、やりたいことがあって良くない大学行く人もいるよ」
兄「そういう奴はそれでいい。だが、俺はやりたいことがない」
妹「そんなこと堂々と言われても。でもそれじゃー大学行っても意味なくない」
兄「将来の就活の時役立つ。とりあえずたくさんの企業からの信頼が得られる」
妹「でもそのたくさんの企業からどこを選ぶの」
兄「ホワイト企業を選ぶ」
妹「そのホワイト企業がやりたくないことだったら」
兄「ホワイト企業ならやりたくないことでもやる」
妹「給料が安かったら」
兄「別の給料が高いホワイト企業に転職する」
妹「転職できるの」
兄「そのためにいい大学に行く」
妹「うわー繰り返えした」
兄「お前の質問に答えていただけだ」
妹「でもいいなー。理由はどうあれ兄さんは勉強をしっかりやれて。私には無理だよ」
兄「俺とお前は兄妹だから妹にもできると思うが」
妹「私の勉強に対するDNAが兄さんとは違っているからできない」
兄「そんなDNAはないと思うが。おまえが勉強が不要だと思うならしなくていいんじゃないか」
妹「そうだろね。よし、今から溜まっていたゲームを片っ端からプレイしよう」
兄「だが、高校を退学しても自分一人で生きていけるのならな」
妹「…」
兄「ちなみに俺は絶対お前を助けんし、養わん」
妹「私勉強する」
(終わり)