第2話 受付(仮)
こんにちは。
タイトルが(仮)となっている場合は、今後話を増やす可能性があるからです。というか、多分増えます。ところどころ、地の文が抜けている個所があるのでそこを訂正するため。
先に言います。会話文が途切れている個所は後々直します。
「ここがゲームの世界か。何もかもが新鮮だ」
転送された場所は巨大な道路の歩道。道路は大きいものの人の数はまだ少ない。どうやら、ここは埼玉県を模したフィールドではないようだ。中心街のような感じで、道路のそばには商店街が立ち並んでいる。
「でも、やっぱりなんか新鮮だな。ゲームの世界なんか普通だったら体験できないし」
そう、このゲームの最大的な特徴としては、自分自身がゲームの世界で遊ぶことができる。今までそんなゲーム存在したか? いーや、存在してない。だから新鮮なのだ。
ゲームの世界に自分自身が行ける世界は、殆どのゲームで存在しない。しかし、このゲームは自分自身がゲームの世界で冒険できる。なんていいゲームなんだ。
「やっぱりゲームの世界って事もあって、現実とは少し違うな」
「あ、あの……こんにちは」
「こんにちは。
「ベータ版のプレイヤーさんですか?」
「ベータ版? 先行版?
「ベータ版は先行版とも言います!
「私はベータ版って言ってます。
「そういえば、名前聞いてな
「モンスターバトルオンラインに参加したいんですけど、どこに行ったらいいか分からなくて……、お兄さんに聞いてみようって思いまして」
商店街を進んでいくと、ギルドセンターのような建物の正面に到着した。
「すみません、モンスターバトルオンラインってどこですか?」
「モンスターバトルオンラインゲームかな。そのゲームは1ヶ月後に開始されるから少し待っていただく必要があります。それとも、お二人さんは先行版のプレイヤーさんですか?」
「そうです」
「確認しました。此方のギルドを奥に進みますと、モンスターバトルオンラインゲームの先行版プレイヤー受付がございますので、そちらにどうぞ」
「すみません。モンスターバトルオンラインゲームの先行版プレイヤー受付をお願いしたいんですが、今大丈夫ですか」
「大丈夫ですよー。受付ですね。お名前と予約番号を教えて下さい。
「用土 千春です。予約番号は10023です」
「用土 千春様ですね」
「朝比奈 玲香です。予約番号は10006です」
「朝比奈 玲香様ですね」
「お二人の受付が完了致しましたので、此方をどうぞ」
そう言って受付の人から渡されたのは、プレイヤーカードと呼ばれる、この世界では非常に重要なカードだという。プレイヤー番号とプレイヤー名、性別、適性属性などが載っている。プレイヤー名はギルドで自由に変更が可能である。
「千春って男性で珍しくないですか?」
「ところで、プレイヤー名何にします?」
「俺は、ちはるでいいかな。平仮名に崩しただけだけど」
「プレイヤー名決まりました」
「では、プレイヤーカード
「プレイヤー名の変更が完了しました。またのご利用お待ちしております」
機械が全て行ってくれるが、この施設では人の手で行なっているらしい。
「すみません。
受付に声を掛けた。
「はい。少々お待ちください」
「用土 千秋様と朝比奈 玲香様、フィールドに行くために事前準備の方がございますので、此方の方を揃えてからもう一度お越し下さい」
と言って渡されたのは一枚の紙と一万円札が2枚。
紙には、準備すべきものが箇条書きで書かれていた。この一万円は準備するものに使えということらしい。
フィールドでは、現地で素材などを採取する必要があるため、予め道具を持っていくことが許されている。また、モンスターとバトルするため、武器や防具も必要となる。
「千春さん、どうしますか? 先に雑貨屋行きますか、それとも武器屋とか防具屋行きますか?」
「先に雑貨屋に行こう。まだ時間はあるから雑貨屋で商品の値段を確認してから、武器屋と防具屋に行こう」
「了解です!」
雑貨屋にいくため、ギルドを後にした。
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