第四話
「あのなぁ・・・」
「・・・・一人になるのは危険。」
もじもじ・・・
「・・・いや、だからといって・・・」
「・・・いいから、ついてくる・・・・」
もじもじもじ・・・
現在、非常に困ったことになっている。
「いくらなんでも女子トイレに入れるわけねーーーー!!!」
流石にここだけは入るわけにはいかんだろ・・・
「・・・・仕方ない・・・んじゃ、これ。」
ごそごそとスカートの中から何かを取り出した。
って、どこにしまってんだよ、それ。
「なんだこれ?」
手渡されたのは何やらボールのようなもの。
赤と黄色に色分けされた・・・○○げっとだぜ!的な・・・
「・・・危なくなったら投げつける・・・わかった?」
もじもじもじもじ・・・
「わかったから、はよ行ってこい!」
「・・・漏らしそうなのこらえる表情・・・すき?」
「やかましい!!さっさといけ!!!」
まったく・・・なんて表情しやがるんだ・・・
見た目お子ちゃまなくせしやがって。
いやいや、お子ちゃまだから 余計に・・・
ごんっ!!
「・・・・つ~、いってぇ・・・」
なんか殴られたっぽい。気を失ってたわ・・・
んで、今は何故かベッドの上。ここ・・・保健室?
手足は見事に縛られて・・・うん、大の字のままベッドから動けない。
シャツはボタン外されて胸がはだけて・・・
ズボンとパンツは中途半端に脱がされてて・・・
うん、まさにレイプ現場そのもの!!
「お?目が覚めた?」
そこにはクラスメイトの女子・・・たしか・・・
「近江摩耶!」
「お?普段話さなくてもさすがに名前は覚えてくれてたか。」
金髪に着崩した制服、あまり素行の良い感じではないが
授業とかは真面目に出てる謎?な女子。
「さて、意識も戻ったところで・・・やろうか♪」
「・・・・何を?」
「もちろん♪子作り♪逃げられないよ?ちゃんと縛ったし♪」
わぁぁぁぁぁぁぁ!!!またもや貞操の危機!!!
「こう言うシチュ、好きなのかな?ここはすっかりやる気ね♪」
股間のまつたけ様はすでに臨戦態勢・・・・
え?なに?俺、レイプ願望とかあったの???
「さっき寝てる間にバイ○グラ飲ませたから♪」
!!!
「たぶん、明日の朝位までがっちがち♪」
まぢかぁ・・・前屈みでも歩けねぇ・・・ってそれどころじゃねぇぇぇ!!
「まずはしっかり濡らさないとだね♪」
ぱくっ!れろれろれろ・・・
なんの躊躇いもなく咥えた!!ってかやべぇ、気持ちいい!!
と、思ったのは一瞬だけだった・・・
「え?・・・・なにこれ?」
俺のまつたけ様がまた消えたらしい。突然のことに近江も固まっている。
ってかね?そんな近江を見てる俺もかなり動揺してるのよ?
視線の端、丁度近江の下にある俺の身体に・・・
おぱーいが・・・
しかもでかい!!
カップで言ったら推定DかEくらい?
「・・・・・・・」
「・・・・・・・負けた。」
そこかよ!!
ばーん!!
保健室の扉が勢いよく開き、深山が飛び込んできた。
「・・・やっと見つけた。」
「ちぃっ!!」
舌打ちと共に構える近江。
なにか格闘技でもやってるのか妙に様になってる。
そんな近江を無視して深山は部屋の中、机の上の・・・赤と黄色に色分けされたボールを掴み、床に叩きつけた。
ぼふん!!
あたり一面、煙に包まれる。
「げほっげほっ!」
やがて煙がはれるとそこには・・・
全身、汗でてらてらと光る相撲取り・・・力士~ず二十人位が四股を踏んでいた。
「・・・・撤収・・・・」
一言、深山がつぶやくと力士~ずはベッドごと担ぎ上げ全速力で部屋から飛び出した。
後には呆然とする近江だけが残されていた。