未完で終わる予定
二つの未完作を並べていたわけだが、こちらは潔く撤退する。
それがなぜかというと、「河図石語」は元々見切り発車だった上に、原イメージを書くことが難しいので、消極的にならざるを得なかったからだ。
その辺の事情を書いておく。
「河図石語」は、最初の一話のみパイロット版の形で書いており、二話以降は数年後の執筆であった。
ただし、パイロット版の前に、実は非公開版があった。それはプロットの域を出ないものだったから、公開など元から考えていなかったが、ともあれその内容は、表に出た「河図石語」とは大きく異なっている。
原「河図石語」は、庭田と相馬しか設定されていない。そして、メインは大学卒業に伴う別れであった。
基本的にハッピーエンドしか書きたくない私が、なぜそんなプロットを作ったのか。実は、大元は昔見た夢だったからなのだ。
見知らぬ女子学生とポツポツ言葉を交わしながら、別れの時が近づくという、ものすごく嫌な夢だった。
誰が好きこのんで嫌な夢を書くものか、ということで博美と直美と浜中を登場させた。しかし、あえてプロットを書き残したのは、そのジリジリとした焦燥感に魅力を感じたから。もうすぐ別れるらしい彼女が魅力的だったから。
そして、その魅力は「河図石語」である限り書くことはない。まして「河図石語」の相馬は、きっと庭田とくっつかないから、あの場面を書く可能性もない。
それが更新が途絶えた遠因であった。
ということで、このまま完結扱いとする。たぶん読んでる人もいないだろうけど、放置は嫌なのでおしまい。




