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第1話 この世界に生まれてくるすべての子ども(チルドレン)たちに。生まれてきてくれてありがとう。愛してる。

 世界を森でいっぱいにするお仕事のために生まれてきた、たくさん働く小さなロボットチルドレンたち。


 この世界に生まれてくるすべての子ども(チルドレン)たちに。

 生まれてきてくれてありがとう。愛してる。


「きゅうけいー! きゅうけいの時間ですよー! お昼ごはんの時間ですよー!」

 そんな拡声器をつかっているとっても大きな可愛らしい子どもの声が聞こえました。

 すると、わー、と言って、たくさんの『小さなロボットチルドレン』たちが、深い緑の森の中でお仕事をしていた小さな手をとめて、お昼ごはんのおにぎりを食べるために小さな足で走って、集まってきました。

 小さなロボットチルドレンたちが集まってくるところにはキャンプみたいにテントがはられていて、そこには本当にたくさんのおにぎりが山のようにテーブルの上に置いてある大きなお皿の上にかさねて置いてありました。(みんなのぶんのお昼ごはんのおにぎりを作ったのも、お昼ごはんのお仕事担当のエプロンをつけた小さなロボットチルドレンたちでした)

 深い緑の森の中でお仕事をしてきた小さなロボットチルドレンたちはそれぞれ好きな色をしたいろんな色の小さくて丈夫なコートを着ていて、みんなその小さな手には大地を掘るための大きなスコップを持っています。(みんな自分のスコップに好きな絵を描いたり、好きなシールを貼ったりしていました)

 小さなロボットチルドレンたちは、大地を掘って、植物の種を蒔いて、水をまいて、森を育てているのです。

 この広くて大きな(永遠に続いているみたいな)大地の全部を緑の森でいっぱいにすることが、小さなロボットチルドレンたちのお仕事でした。

 小さなロボットチルドレンたちは手を洗って、(ちゃんと手を洗うための水が桶の中に用意されていました)自分のぶんのおにぎりを手に持つと、(山のようにあったおにぎりはみんな綺麗に全部、あっという間になくなってしまいました)お家から持ってきた好きな飲みものの入っている自分の水筒を持って、みんながそれぞれに好きなところで、お昼ごはんのおにぎりを食べはじめました。

 そんな小さなロボットチルドレンたちの中にいる三人の小さなロボットチルドレンたちがおにぎりをおいしそうに食べながら、(大きな木の根っこのところで)仲良くお話をしています。

「ねえ。もしこの世界が森でいっぱいになったら、わたしたちはどうなるのかな?」

「どうなるって? なにが?」

「わたしたちのお仕事がなくなっちゃうってことだから、そうなったら、『わたしたちはもういらない』ってことになっちゃうのかな?」

「え! そうなの!?」

「そんなこと、本当にわたしたちのお仕事が終わってみないとわからないよ。そのときにわたしたちがどうなるのかは、そのときになってはじめてわかることだと思うよ」

「そっか。うん。まあ、そうだよね。お仕事が終わってみないとわからないよね」

 いつも楽しそうに笑っていて、元気いっぱいの小さなロボットチルドレンたち。

 お昼ごはんのあとはお昼寝の時間でした。お腹がいっぱいになった小さなロボットチルドレンたちはみんなぐっすりと拡声器の大きな声で(起きてくださいー! お仕事の時間ですよー! と言われて)起こされるまでの間、好きなところでお昼寝をしました。

 みんなとっても幸せそうな寝顔をしていました。(みんながとっても幸せな夢を眠りの中で見ているみたいでした)

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