話題・・・
翌日
中村が変身した姿で、出社したことは、会社での話題を呼んだ。
中村が自分の課に行くと
「一体、何があったんだ?」
とみんなに言われた・・・
「これが、Kプロの第一弾です。」
言い返す中村がそこにいた。
金曜日の会議で、
「おいおい・・・本当に、服まで・・・」
中村が引き下がる
「そう、服まで・・・そして、髪型ももう少し、いじるから・・・」
みんなが言う。
「じゃぁ。俺・・・土曜日、行ってくる、・・・」
「あたしも行きます。・・・」
ひろみは、つい言ってしまった。
「お~」
「ひょっとして?」
一同が盛り上がっていると、ストップと両手をあげてひろみが反論した。
「一人だと、まともな服買ってこれるかしら・・・」
「おいおい・・・俺がまったくセンスない見たいじゃ・・・」
そう反論する中村を無視して、今度は宮部が声を上げた。
「それもそうね・・・そんなことなら、わたしも行くは、」
「おい・・・」
相変わらず無視される中村、今度は山中も声を上げた。
「じゃぁ、俺も暇だから・・・」
無視されふてくされる中村をよそに藪と藤井が
「独身者は、がんばってな・・・俺たち家庭サービスがあるから・・」
こうしてにぎやかな会議が終わった。
事務所に戻ったひろみは、帰り支度をしていたら、携帯がなった。
それは、大塚からだった。しばらく・・・考えるひろみ
この間、喧嘩したばかりだし・・・出ようか・・・どうしようか・・・
しかし、結局とってしまった。
「もしもし?」
「ひろみ、明日あいてるか?」
大塚の言葉がひろみを喜ばせたが、あっ・・・明日Kプロだ・・・
「明日は無理!」
「なんで?」
「Kプロで出かけるから」
「あっ・・そう、・・・じゃぁ今度な・・・」
大塚は携帯を切った。
あっさりと携帯を切られ、その携帯を見つめるひろみ・・・ちょっと~日曜っても誘ってくれないの・・・
やっぱり・・・まだ怒っているの?
ひろみはそう思って家路についた。
土曜日
Kプロのメンバー4人そろって中村の買い物をしていた。
「結構いい値段するな!」
中村がいう。
「まだまだ・・・」
ひろみと宮部は、楽しそうだった。
みんなで昼を囲む
「いつもは、定食屋で済ましているのに・・・」
中村はイタ飯に付き合わされていた・・・・
「ひょっとして・・・ここ・・・俺のおごりか?」
中村が聞くと
「ごちそうさまでした」
笑いながらみんながさらっと答える
さらに
「まだ、美容院まで行かないと・・・」
ひろみが追い討ちをかけた。
「まだ?」
中村がため息をついた。
そして
美容院も終わった。
そこには
疲れ果てた中村がいた・・・
「あ~、疲れた。買い物でこんなに疲れたのは、はじめてだ・・・」
中村はため息をついた。
「今日は、皆さん、ありがとうございました。月曜からこの格好で出ます。」
中村がみんなと別れたと思っていたら、
そこには
まだ
ひろみがいた。
そして
「荷物を持ってあげましょうか?」
と言って来た
「いいよ、一人でもてるよ。」
「ところで、明日、あいてますか?」
ひろみが聞いた。
「俺のことが、嫌いじゃなかったのか?」
中村は思わず聞き返した。
「この間のお詫びもかねて・・それと着こなしの試験も・・」
「そうか、それじゃ、明日、・・・」
「はい・・」
なんとなくひろみは、うれしかった。




