強いですよ?そりゃまぁ執事ですから
「では、はじめようか、ところで君の今着ている服は執事としての正装なのかな?」
「はい、執事の証であり、執事の誇りである燕尾服です。」
自分で言っておいてなんだが適当すぎるな。
「でははじめよう、試合のルールは簡単、なんでもありだ」
「なんでも?でございますか」
「まさか君だって盗賊が正々堂々正面から戦いを挑んできたことばかりではないだろう?戦いとは命を懸けるものだ、そこにルールなどない」
「そうですね」
まぁ盗賊と戦ったことなんかないけどね
初めての戦いが邪悪な神だったし
「しかし、君が私に勝てるとまでは思っていない、だからせめて私がもっとも得意とする炎の魔術を私に使わさせることができたら君の勝ちだ」
「わかりました。まいります」
「くるがいい」
まずは小手調べだ
「集え氷よ、我が敵を囲め、ブリザード」
まずはトールさんを厚さ60センチの正方形状の氷で覆った、ひとつの面だけ氷をなくして上からかぶせる感じだ、
しかしこの程度で炎を使わせることができるとは思っていない、続けて追撃をかける
「集いし氷よ零下を保て!」
そして氷の中を限りなく極寒に近づける
さぁどうするトールさん
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
?どういうことだ何もしてこない、まさかこの程度では話にならないというわけか
くっそこの世界のレベルはどうなってるんだ、
(神いるか?)
(はいは~い?)
(ひとつ聞きたいのだがこの世界の住人は魔術に対する耐性が極端に強かったりするのか?)
(どうしてそう思うんだい?)
(いやな、かくかくしかじかでそういうわけで、あの人に炎の魔術を使わせたくて軽く氷の魔術で覆ってみたんだが一向に動く気配がないんだ)
(ん~いちおうアドバイスをしておいてあげるとね、この世界の人は君にとってはありんこみたいなものなんだよ)
(つまり?)
(はやくあれを解除しないとトールさんとやらが死ぬね)
解除・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
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そこには鼻水をたらして今にも凍え死にそうなトールさんがいた。
ここまで書いといてなんだけど、
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・・
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いややめておこう