おいおい奴隷は犬とは違うぞ
間違えてサブタイトルの最初に005と006がついたまま投稿しちゃった
反省はしてる
以上
「おすわり!」
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もしかして今のは俺に言ったのだろうか?
目の前の少女は契約が終わるや否やいきなりそう言った
俺はてっきに目の前の少女がご乱心なだけかと思ったがその純粋な瞳はひたすらに俺を見つめている。
「いちおう・・・・聞くが、今のおすわりは俺に言ったのか?」
「そうよ」
俺の中でさっきの威厳ある少女の姿は消え去った
どうやらさっきのは幻だったようだ
「そうか・・・・・一応教えてやるが」
「なによ?」
「俺はすでに座っている、ちなみにこれは正座という」
「そ・・・そんなこととっくの昔に知ってたわよ」
そうかい・・・・じゃぁ言わないでくれ・・・・・
後ろでお前の親らしき二人が片方は爆笑してて片方は顔に手をやってあきれてるぞ
俺は確信した、この純粋そうな少女は馬鹿だと
「安心しろ、ちゃんと言うことは聞いてるみたいだぞ?さっきから足動かないし」
まぁ嘘だけどな
「で?このあとはどうするのですお嬢様?」
「このあとって、後は帰るだけよ?」
「そうかい・・じゃぁ俺はついていけばいいのか?」
「送り届けてもらってもいいんだけど、面倒だしついて来なさい」
送り届けるって俺は荷物か!・・・・・そうか奴隷は荷物だよな
「じゃぁお父様、お母様帰りましょう」
「そうね無事成功して私は安心したわ、ちょっと面白かったし」
「そうだな、だがまだこれは始まりに過ぎないんだからあと一ヶ月の間は気を引き締めて勉学に励みなさい」
「も~おとうさんは野暮なんだから、ね?フレイ」
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うわ~なにあの幸せな空間、俺マジで空気になってるんだけど
忘れられてないよね?
なんかすげー疎外感感じる、いや奴隷だしいいんだけどさ別に
「なにやってんの?ちゃんとついて来なさい」
おおよかった忘れられてなかった、なんだか安心した。
そうか・・・・・・・・これが温もりか!
(いや違うと思うぞ!)
なんか神にいきなり突っ込みを入れられた気がしたが
気のせいということにして幸せな家族の後をついていくのだった・