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思惑

私は単なる旅人だ 私は単なる一個人だ 故に私の考えは偏っている。


世の中を見てきて思ったことがある。


世に生きている人間で、暗い表情をしている人間は得てして何をやらせてもだめなのだ。

逆に明るい表情をしている人間は何をやらせてもほとんどがうまくいく。


この違いはなんなのであろう?

明るい人間には友がたくさんいて、暗い人間には友が少ない。当たり前のことのようだが、実際なぜそうなるか?


私は思う。それはその人間が世界にどう訴えかけているかによるのではないかと

つまるところ、楽しく生きたいと願う人間がいたとする。そのものは努力し、仕事を上手くこなすだろう。すると周りからよい評価を得られる。すると人間関係が円滑になる。そして円滑な人間関係を築けるようになった人間からさらに新たな人との出会いが生まれる。そこでその人間は生涯をともにしたいと思える人間と出会う。すると幸せな家庭を築く。

子供が生まれる。子供が成長する・・・・・・・・・


その人間がなにを願うかにより世界は人間に対して態度を変える。

人間が対価を払えば世界は人間に対してそれを返してくれる。


つまり何がいい対価というと、運命は自分で決めるものだ。

運命は決められているのではない


決められた運命を変えると言う者がいるが、私は、それは少し違っていると思う。

運命とは、願いあるものが世界に対して代価を払ったとき、その代価によって世界が願うものに対して提供する未来なのだ。


そう、はなから運命など決められてはいない。自分で決めるのだ。


とまぁわけのわからないことを言ってはみたものの、自分でも自分が最近わからなくなることがある。人は悩むものなのだな


             


   

####################################












俺はある会議に参加することになった。


無論パシリアル攻略に関する会議だ。


まったくもって不本意だが参加しないわけにはいかない。


俺が求められたのはパシリアルの詳細な情報

無論ミレニアーノ王国自身もパシリアルに関しては情報を集めているためまったくの無知というわけではない。しかしてやはり情報収集に関しては限界があるのだ。


そこで白羽の矢がたったのは俺、


なぜかというとプリムの親にある。


そうプリムの親はパシリアルの軍事関係の重役だ、その館で暮らしていた俺になんでもいいから話せというのだ。


しかし俺は確かにマーカス家・(プリムの本来の家名)で暮らしてはいたがもちろんのこと軍事機密なんて何にも知らん

当たり前だろう。


たとえばだ、自分の父親が何かの会社の社長だったとしよう。その息子がその会社の構成を知っていると思うか?社員数、取引相手、自社株について、おそらくそんなことを知っ

ているやつはほとんどいないだろう。


家庭に仕事を持ち込まない。


よくできた言葉だと俺は思う。


つまるところ俺は何も知らないのだ


しかしてこいつらさっきからマジでうるさい。


なんか教えろといわれても知らないものは知らないのだ


はぁ~こんな馬鹿ばっかりで本当に戦争なんてする気があるのだろうか?

逆に心配になってくる。

普通そういう重要な情報は自分たちで調べるものだろう。

あの姫さん、結構やり手だと思ったけど違うのか・・・・


ああ、そうかこいつら邪魔だから俺のところに送ったのかもな


うん

たぶんそうだろう。

だってこんな無能共、邪魔なだけだろうしな~納得

それで今頃使えるやつらは仕事をしているのか



しかし・・・・・・・・・・暇だ

アホどもの話を聞くのもいいけど、いい加減飽きてきた。









#################################








王の間


「して、我が軍は歩兵、騎兵、魔法兵等、すべてを含めて総数が約15万人、しかして相手は総数が約20万人・・・・・」


「左様でございます」

「・・・・・・・・・・・此度の戦、お前の意見を聞かせよ 無論正直に、 その発言に関して我が名の下に懲罰を科さぬことを誓おう」


「正直に・・・・・でございますか。 では言わせて貰います。」

男はたたずまいをなおしながら続ける。


「此度の戦、相手方の兵の総数は、わが国を約5万人上回っております。」


「うむ」


「そして此度の戦はわれわれから仕掛けるもの、故に遠征軍となります。 故に戦いにおいて不利になることは避けられませぬ。」


「ああ、そうであるな。 食料等の問題からみてもそれは避けられまい。」


「無論地理的な面に関してもわれわれは不利でございます。 そして兵を率いる将の質、相手側にはパシリアル王国の大元帥、グリード・F・ステロイスを始め、トール・K・マーカス等の勇将も数多くおります。 しかしてそれに比べてわが国には名将がいないことはありませんが、それでもその数は敵国に劣ります。」


「なるほどな 聞けば聞くほどわが国の勝利は夢物語だな」


「しかして今回の戦い、われわれにも勿論優位な点はあります。 それが魔導炉の数です。 パシリアル王国は現在、何者かによる魔導炉の襲撃を受けてその半数近くがつぶれております。 魔導炉は戦争時に重要な役割を果たします。 現在この国の官僚が戦争を求める理由もそこにあるのです。」


「ふむ、そうだな それに加えて今回われわれは魔人を手に入れた。・・・・・・・・・・・・・してどうなのだ? まだ私の質問に正確には答えてもらってないぞ? この戦争・・・・・・・・・・・・・・・・・・勝てるとおもうか?」


「思いませぬ」


「ッフ     勝てぬか、その理由は?」

少女は勝てぬといわれたにもかかわらず楽しそうに男に聞く。


「理由は簡単です。 まず先ほど私が話しましたとおり、わが国には不利な点が多いのです。 そしてわが国が有利な点 魔導炉ですが、これもこの状況ではあまり意味がありませぬ。 たとえば遠征で疲れた兵が100人いて剣が1000本あったとしましょう、相手側には元気な兵が200人いてそのうえ指揮官もいる。そして剣は230本あったとしましょう さて強いのはどちらでございましょうか?」

男も笑顔で王の質問に答える。


「しかし、私にはもはやこの戦争をとめることはできないぞ? なんといっても大臣たちが大いにやる気のようだからな、下手に反対して王座を失わないように私も装っているが、負け戦に賛同するのはつらいものだ。」

辛いと言いつつ顔はにやけてしまう


「左様でございますか。なんにしろ、私は王の命に従うまででございます。」


「そうか・・・・・・・・」



・・・・・・・・・・・・さて



もうすぐ戦なのだな


私はこの戦、勝てるとは思っていない、



まったく、王がこんなことを考えていると知ったら大臣たちはどう思うのであろうな?


まぁ私には関係ないがな


お久しぶりです。

著者です。


そろそろ夏ですね。

暑いです。


更新遅くてすみません


でもきちんと完結させるので何度も言いますがみすてないで~


なんちゃって

てか活動記録まったく書いてないけど更新予定日とか書いたほうが良いのかな?

最初のほうは更新早かったから考えたことも無いけど最近ゆくりだしな

どうしよ


まぁそんなことはさておき

みなさんそろそろ暑い季節でっす

体調管理がんばってください

著者はエアコンの効いた部屋に常にいることにします。

でわ!

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