未来へ
「今帰ったぜ~」
本当はもっと早く帰っていたが、朝早かったのでギルドでたむろってた。
「おかけり~早かったね」
プリムが後姿でを見せながら返事をする。 料理中のようだ
いや、まぁいいけどさ、もっとこう帰ってきた喜びを表してくれてもいいんじゃないか?
「おかえりなさい!」
シルベリアが足に突撃しながら迎えてくれた。
そう!こんな感じ!
「お薬は?」
そんな心配そうな眼で見なくても
でも一応血だから子供に見せるのはよくないな
「大丈夫だよ?これからお薬の材料をちゃんとした薬にするからもうちょっと待っててね?」
とは言っても、血の成分を抽出してタブレット状に固めるだけなんだが、1時間もあればできるだろう
けどその前に、
「飯」
もうちょっと待ってね~
待ってね~
そんな仲のいい声がした。
ふう、完成だ
全部で142錠
「できたぞ~」
できた?できた?ぴょこぴょこはねながらシルベリアが来る
「ああ、できたぞ、早速飲ませよう・・・・・・と思ったがまず先に何か腹に入れさせろ」
わかった!といいながら出て行く
さて、どれほど効果があるのか
減退症は何故か徐々に体の魔力が減っていく原因不明の難病
無論老化と共に普通は減っていくものだがさらに早い、
そして一定量が減少すると急激に減少量が減る謎の病気だ
最初はいっきに魔力量が減るのに、あとはじわじわ減る。まるで医者をあざ笑うかのように
今回の治療法、竜族の血液の成分を含んだタブレットの服用
竜族は常に全身に高濃度の魔力を廻らせている。それが身体能力を高め、絶対的な防御力を誇る由縁だ、
だからその性質をマーサさんにも取り入れさせることができればこの病気は克服できる・・・・・と思うのだが、どうだろう
「おかーさん、スープちょっとだけ飲んだよ~」
ちょっとって
まぁいいか
きりが無いしなそんなこと気にしてたら
「これを飲んでください、」
そう言ってタブレットを一つだけ渡す
するとすぐに口に含み水で流し込んだ
5分後
「どうですか?」
まぁこんな早く効くわけは無いと思うが
プラシーボ効果を期待するのもいいだろう
「少し、体が軽くなった気がします。」
「そうですか、ではとりあえず今日はそのまま寝ていてください、明日また様子を見ましょう」
横でやったーとか喜んでいる子がいるが、まだ治ったわけじゃねえぞ
「さて、俺たちはこれからのことについて考えるかプリム」
「これから?」
「そうだ、しばらくはこの家にやっかいになるつもりだがずっと居ていいわけじゃないだろう?」
「え?ずっといるんじゃないの?」
おいおい、
図々しいなこいつ
「流石にそれはできないだろう、ここの家にはここの家の生活がある。」
「そっか、でもそしたらどうするの?」
「それなんだが、実は考えがある。店を開こうと思う」
「お店?」
「ああ、その名もカフェテリア、エンド」
「カフェテリア、エンド」
「そうだ、行き着く先って意味を込めて」
「いいと思う、楽しそうで」
よし・・・・あとわ
「お店開くの?私もがんばる!」
話を聞いていたらしいシルベリアが抱きついてくる。
まぁ店員が多い分にはいいか
今日を除くと、今まで一日平均8話アップしてたんだな著者
驚いた。
がんばってるな著者。
感想ありがとう!
どんどん書いてくれ、
男の名前、いまだに募集してるぜ
てか前回のあとがき応募してるぜって書いてあった
馬鹿だ著者