ねえ、私のものにならない?いまなら私のすべてがついてくるよ?
バタ・・・・
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食卓を囲んでいた全員がいすから落ちた
正確に言うなら赤毛の少女と俺以外
どうやら意識がないようだ
なにこの状況?
まずくね?
(なにを言ってるんだい?君は)
(あ、神、おひさ、でどゆこと?)
(料理作ったのはだれ?)
(俺)
(料理運んだのは?)
なるほどこいつだったな
で(なんで神は急に出てきたんだ?)
(そのことなんだけどね、じつw)「やっと二人っきりになれたね!」
うわ・・・いきなりしゃべりだしたこの子
「私のこと覚えてるよね?」
わすれもしない、奴隷市場でのあの笑顔
「もちろんでございます奴隷市場で私に手を振ってくださった方ですよね?」
「そう!あの時私あなたを見つけてすぐ商人のもとに行ったのにあなたは売約済みだって言われて」
あぶね~やっぱり俺のこと買うつもりだったのかこの子
「それでやっと遊べる玩具が見つかったと思ったのに」
玩具っておい・・・・
「でもあきらめて学院にきたらあなたがいた、やっぱりこれって運命だと思うの、きっと天の神様も私たちが出会うべきだと思ってると思うの」
(だってよ?神どうなんだその辺)
(少なくとも私はそんなこと思ってないよ?)
(そりゃよかった)
つまりこの子は勝手な想像でもりあがってるわけか
「だから私のものにならない?あなたが私のものになってくれるんなら私もあなたのものになる」
意味がわからない
この子はきっと頭にうじでもわいてるんだろう
俺が断ろうとしたそのとき思わぬところから声が入った
「な・・・に・・・・勝手に・・・・い・・・ってんのよ」
フレイが目を覚ましたらしい
「パウは・・・・私の・・付き人なんだから・・・・・・勝手なこと・・・・言ってんじゃ・・・・・・ないわよ」
ふむこの様子を見る限り程度の低い眠り薬か何かを飲まされたのか
「あんたうるさい」
そういって赤髪の少女が手を振るとフレイはまたすとんと床に落ちた
ふむ今のは意識操作系の魔術だな、かなり高度なもののはずだがなぜこんな少女が使えるんだ?
「ねえ?私のものになってよ、」
「ひとつ聞きたいんだがなぜそんなに俺に固執するんだ?」
「何でって、面白そうだったから、内包する魔力はもはや人間じゃないし、体のつくりも普通と違う、そんな人間を見たら誰でもほしくなるでしょ?」
ふむ俺の魔力は外に漏れないようにしてるから見たぐらいじゃわからんはずだし、体のつくりも確かに違うがそれもあの一分ぐらいじゃわからないはずだ・・・・・なぜこの子はそれを知ってるんだ?
「私ね、ちょっと前から変わったんだ、急に力があふれてきて、なんでもできるようになって、いろんなものが見えるようになったの、それもこれも神様が私の心に話しかけてきたときから、」
(話しかけた?神)
(いんや、少なくとも私は話しかけてないよ?)
そうかやはりこのこ痛い子だ
「そうなのか、神様と話せるなんてすごいんだな、で一応言っておくがお前のものになることはできない」
「なんで?なんでなんでなんで?何でなの?なんでいつも私には誰もいないの?」
「いや、友達ぐらいなr「なんでなんでなんでなんでなんで?」」
うわーーーーーなんかぶっ壊れてきた
そこまでのことか?
「もういい、だれも私と友達になってくれないんだったらみんな要らない、みんな死んじゃえばいいんだーーーーーーーーーーー」
ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
赤髪の少女は天井を吹き飛ばして飛んでいった
・・・・・なんかまずくね?
(ああそうそう、さっきの話の続きだけどさ)
(?なんだ)
(私が急に君に話しかけた理由だよ)
ああそういえば
(で?なんか用?)
(うん別にたいしたことじゃないんだけどさ、壊れた世界を修復してる最中に気づいたことがあって)
(なに?)
(えっとね、君って邪神って呼ばれる存在を倒したじゃない?)
(ああ、倒したな、世界を巻き込んで)
(それなんだけどさ、なんかね邪神生きてるっぽいんだよね)
(は?そんなわけないだろ)
(そう思ったんだけどね、修復中に世界の断片を集めてて気づいたんだけど邪心の意識体が発見できなかったんだよね)
(それで?)
(この世界に残ってないって事はどっかに行ったってことだよね?だから一応マルスの神に連絡入れたらそれっぽいのが進入した形跡があるっていわれた。)
(つまり?)
(うん、結論は意識体は君についてった)
(わかった・じゃぁさっさとそれを排除しに行くぜ、今どこにいるのかはわかってるのか?)
(うん、意識体はねまぁ君にばれないようについてけたんだから当然だけどかなり弱ってたみたい、ほとんど力がなくって意識体だけだと存在の維持すら難しい情況だったみたい)
(みたい?)
(なんかね、この世界の住人にコンタクトを取って契約し取り付いてるみたいなんだ今は、)
そうだったのか
(じゃぁ弱ってるうちにやらなきゃいけないみたいだな)
取り付いたということは力をためる気だろう
(それがね、その意識体が乗り移った人間がね、どうやらこの国の魔術炉を6個ほど襲撃したらしいんだよね)
(魔術炉?)
(魔術路ってのは高濃度の魔力を大気から抽出して保存する場所らしいよ、つまりはいまの邪神君は元気100倍?)
・・・
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いろいろおそいぜ神よ
(でも平気だとおもうよ?それでもまだ邪心君のちからは君には及ばないし負けることはないと思うよ?)
(わかった、ところで、その乗り移った人間ってのはなんて名前なんだ?神よ)
まったくはた迷惑な、邪神なんかと契約した馬鹿はどこのドイツだ?
(えーっとね、契約者の名前はクレア・Fステロイス、、ここパシリアル王国の軍人、大元帥の孫らしいよ?)
「私の名前はクレア・Fステロイス 私は私を拒絶したこの世界に今から復讐する」
空の上からそんな声が聞こえてきたのは神との話が終わったちょうどそのときだった。
ふう
今からあともう30話ぐらい書くか、
あと5話くらいで終了して別の話を書くか迷ってます。
長くしても良いし、短く終わらせても良いし、どうしよ
長いほうが良いか短いほうが良いか意見があったらどうぞ
あとまぁ読んでくれてる人どうもです