表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
948/1940

私は気にしないよ

 僕が家から出ようとすると、夏樹なつき(僕の実の妹)がものすごい勢いでやってきて僕の背中に飛び乗った。


「ちょ、このままだと歩きにくいんだが」


「今日はこのまま学校行こう」


「いや、これだと普通に目立つだろ」


「私は気にしないよ」


「いや、お前が良くても僕は……」


「お願い、お兄ちゃん。明日のお弁当のおかず豪華にするから」


「はぁ……しょうがないな。今日だけだぞ」


「わーい! やったー! お兄ちゃん、大好きー!!」


 まあ、今日だけというか、明日生きて帰れるか分からないから許したんだがな……。


「よし、じゃあ、学校行くか」


「うん!!」


 夏樹なつき、僕がいなくなっても強く生きるんだぞ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ