表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
910/1940

やつの封印は明日の正午解けるよ

 よし、話の話題を少し変えよう。


「えーっと、とりあえず夜刀神やとのかみが封印されている場所を教えてくれないか?」


「君が通っている高校の地下室にいるよ」


「え? 地下室? そんなのうちの高校にあったかなー?」


「あるよ。あと、やつの封印は明日の正午解けるよ」


「へえ、そうなんだー……って、あ、明日!? もうほとんど時間がないじゃないか!!」


「本当は私たち十王だけでどうにかしようと思ってたんだけど、最新の調査の結果どうも全盛期の私たちでもやつを再封印することはできないみたいなんだよー」


「それ、もしかして昨日判定したのか?」


「昨日というか、今日の午前中だね」


「なんだって!? じゃあ、早くなんとかしないといけないじゃないか!!」


「うん、そうだね。でも、やつは今も強くなってるから多分もう誰にも止められないよ」


「どうしてそうなる前に何もしなかったんだ?」


「やつが放つ瘴気しょうきは強力でねー、十王クラスでも近づくだけで失神してしまうんだよー」


「手の出しようがないってことか。ん? じゃあ、さっき言ってた調査は誰がやったんだ?」


「君のクラスメイトに目がいい娘がいるでしょ? あの娘に頼んだんだよ」


『|百々目鬼《とどめき 羅々(らら)』か……。


「そうか。うーんと、つまり、十王や地獄、鬼姫ききの力を使ってもやつを倒すもしくは再封印できないってことだな」


 倒せる可能性がないわけじゃないけど、良くて相打ち悪くて地球終了だからな……。


「なんかごめんね、力になれなくて」


「いや、いいよ。まあ、とりあえず校舎から出ないように強力な結界を作らないといけないなー」


「そうだねー」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ