表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
858/1937

我を抱け!

 アリシア・ブラッドドレイン(金髪ロングの美幼女、種族は吸血鬼)と話していると知らない自分のことが知れて楽しい。まあ、僕はその時の記憶封じられているからこれっぽっちも覚えていないんだけどね。


「さてと、そろそろ結婚式を始めようか」


「え? 結婚式?」


「ああ、そうだ。まあ、結婚式といってもお互いの血を飲むだけだがな」


「いや、僕君と結婚する気ないんだけど」


「ほう、そうか。なら、仕方ないな。できれば、やりたくなかったアレを使うとしよう」


「アレ?」


「ああ、当時の記憶はなくともお前はわれの眷属だ。つまり、われさからうことはできないということだ」


「そ、それって、まさか」


が眷属『山本やまもと 雅人まさと』よ。早急にわれと結婚しろ! そして今晩(われ)を抱け!」


「うっ! む、胸が苦しい!!」


「クックック……いくら半妖でもブラッドドレインの紋章の力をこばむことはできぬ。さぁ、お前の血を寄越せ。そしてわれの血を吸え!」


「断る……!」


「ほう、そうか。では、快楽の海に沈めてやろう」


「ち、近づくな! くそ! なんで逃げられないんだ!」


「静かにしろ。今すぐ殺されたいのか?」


「何をしようと僕はお前のものにはならないぞ!」


「それは不可能だ。お前の妹の命は手中しゅちゅうにあるのだから」


「な、なんだって!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ