表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
841/1939

わたちの歯、磨いて

 僕がリビングに行くとパジャマ姿の姫凛きりん(僕とりんの娘)が僕に抱きついた。


「おっとっと。なんだ? どうした? というか、お前起きたのか」


「おとーたん、どこ行ってたの?」


「え? あー、えっと、ちょっと妖怪退治をしに沖縄に行ってた」


「そうなんだ……」


「え、えっと、何か用か?」


「おとーたん」


「なんだ?」


「わたちの歯、磨いて」


「えっと、そういうのってお母さんにやってもらった方がいいんじゃないか?」


「おとーたんじゃなきゃヤダ」


「そ、そうか。じゃあ、やるか」


「本当?」


「ああ、本当だ」


「そっか。じゃあ、お願いします」


「ああ、分かった」


 お願いします、か。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ