812/1938
か、かわいいですー!
僕の血と凛(狐っ娘)の霊力を混ぜ合わせるとかわいい狐っ娘が誕生した。
「だ、旦那様! これって!!」
「ああ、どうやらうまくいったようだな」
僕は彼女の手に指を近づけると彼女は僕の指をギュッと握った。
「よかった、ちゃんと体温ある」
「か、かわいいですー! この娘が私たちの子どもなんですね!!」
「うーん、童子セカンドが生まれた時のことを思い出しながらやったから実の娘かどうかは怪しいけど、この娘は間違いなく僕と凛のハイブリッドだよ」
「えーっと、つまりこの娘は霊力の塊ってことですか?」
「まあ、そうなるかな」
ど、どうしよう。本当にできちゃったよ。僕、一応ただの人間のはずなのに……。




