表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
811/1937

〇〇しないと出られないんです!!

 りん(狐っ娘)が作った『きつねうどん』を食べた直後、僕は意識を失った。

 僕の意識が戻った時、凛の実家の天井が目に入った。なんとなく凛の家の人たちの仕業だなーと思いつつ、僕はゆっくり上体を起こした。


「……旦那様」


「やあ、りん。ん? 少し顔色悪いな、大丈夫?」


「……怒らないんですか?」


「うーん、お前が料理に睡眠薬を入れるようなやつじゃないってことは分かってるから全然そういう気持ちにはならないよ。というか、お前の家の人たちの仕業だろ?」


「はい……」


「やっぱりそうか。でも、困ったなー。今回は鬼姫ききいないんだよなー。うーん、でも、まあ、なんとかなるだろう」


「無理です」


「え?」


「こ、この部屋は……そ、その……あの……わ、私と旦那様が〇〇しないと出られないんです!!」


 それ、まだ流行はやってるのかー。


「あー、なるほど、考えたな」


「ど、どうしましょう! 私たちこのまま一生出られないんでしょうか!!」


「うーんと、とりあえず落ち着こうな。はーい、深呼吸してー」


「は、はい! スー、ハー、スー、ハー」


「よし、オッケー。えっと、〇〇っていうのはアレかな? その、子孫を残す的な」


「あー、はい、それです」


「ふーん、そうなんだ……。えっと、要するに凛の両親は孫の顔が見たいってことだよな?」


「え? あー、はい、おそらく」


「そっか。なら、アレでいいな」


「アレ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ