表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
765/1941

キャタピラレッグ

 座敷童子の童子わらこが正気に戻らない。いったい彼女の身に何が起きているんだ?


「それじゃあ、学校行ってきまーす」


「ダメー! 行っちゃやだー!」


「童子、いい加減にしろ。幼児退行するほど疲れてるのか?」


「お願い! 行かないで! 一緒にいてー!」


「はぁ……困ったなー。ねえ、千夏ちなつさん、どうしたらいいと思う?」


「え!? え、えーっと、何かで気をらしてそのすきに家を出ればいいんじゃないですかね」


「うーん、やっぱりそうするしかないのかなー。なあ、童子。留守番できるか?」


「できない!」


「そうかー。じゃあ、僕たちが帰るまで眠らせておこう」


 僕が指をパチンと鳴らすと童子は睡魔すいまに襲われてしまった。


「これでよし。おーい、カプセルン」


「何ですかー?」


「童子をソファまで運んでくれないか?」


「はーい、分かりましたー」


 カプセルンはアームで童子を抱きかかえるとキャタピラレッグを生やしてからリビングに向かって進み始めた。


「よし、じゃあ、行くか」


「え、えっと、あのカプセルはいったい」


「え? あー、えーっと、人造妖怪の一人が入っていたカプセルだよ」


「は、はぁ」


「ん? あんまり驚かないんだな」


「えっと、毎日驚きの連続なのでまあまあ慣れました」


「そっかー。うーん、なんかどう反応したらいいのか分からないな。慣れてほしいという気持ちと慣れないでほしい気持ちがあるから」


「私、ちょっと自分のことが怖くなってきました。いやあ、慣れって怖いですねー」


「だなー」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ