はぁ……はいはい
ミニミニ九ちゃんが帰った後、座敷童子の童子が僕の部屋にやってきた。
「あなたという人は!!」
「な、なんだよ! そんな怖い顔するなよ!」
彼女は僕をベッドに押し倒すと僕の顔を凝視した。いや、睨みつけた。
「九尾の狐から何かもらいませんでしたか?」
「え? あー、えーっと、金色の鈴もらったぞ」
「はぁ……最悪です。あんな化け物と契約するなんて信じられません」
「ご、ごめん」
「まあ、それは彼女の命でもありますから持っていて損はないでしょう」
「お、おう」
「そんなことより彼女に何かされませんでしたか? というか、あなたはまだ童貞ですか?」
「あー、うん、まあ……。というか、お前が想像しているようなことはされてないよ……多分」
「多分? では、少し診察します」
「え? 診察?」
「はい。さぁ、早く服を脱いでください」
「え、えっと、もしかして全部脱がないといけないのか?」
「もちろんです。さぁ、早く脱いでください」
「ぼ、僕に拒否権は」
「ありません。さぁ、早くしてください。私は忙しいんです」
「わ、分かったよ! 分かったからちょっと向こう向いててくれー!!」
「はぁ……はいはい」




