じゃあ……するの?
ミニミニ九ちゃん(校長先生)に呼び出された僕。どうやら彼女は僕の髪の毛が欲しいらしい。
「えっと、髪の毛って結構汚いですよ?」
「そんなこと知ってるよ。でも、今は味見したくてウズウズしてるの。だから、ね? 髪の毛、ちょうだい!」
「嫌です」
「そっかー。残念だなー。よし、じゃあ今から君の妹を殺しに行こう」
「え? ちょ、ちょっと待ってください。夏樹は関係ないでしょう?」
「あるよ。だって君の妹でしょ?」
「そ、それはそうですが、だからといって夏樹を殺す必要ないと思います」
「えー、そうかなー? 君を本気にさせた方が今よりずっと魅力的になると思うんだけど。うーん、まあ、いいや。じゃあ、選んで。私に髪の毛を渡すか、私と交尾するか」
「……はぁ?」
「に、二度は言わないからね! さぁ! 選んで!!」
あれ? 九尾の狐の髪の毛のくせに下ネタ苦手なのか。ん? でもさっき殺すとか言ってたな。グロ系は大丈夫で下ネタは苦手ってパターンなのかな?
「うーん、ただで渡すわけにはいきませんねー」
「え? じゃ、じゃあ……するの?」
「いえ、結構です。ですが、少し楽しませてもらいます」
「え? も、もしかして私に……え、エッチなことするの?」
「さぁ、どうでしょうねー」
「や、やめて! 誰か助けてー!!」
この状況完全に事案だけど、まあ彼女は妖怪だし僕も半分妖怪だから問題ないよな……いや、あるな。まあ、僕にその気はないから適当にかわいがってあげよう。




