表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
722/1939

お、終わった……

 私が通っている学校には人間しかいません。人間と妖怪が共存している世界にそんな学校あるのかとかれたら、あると答えます。

 その学校にいるのはみんながみんな妖怪が嫌いなわけではありません。まあ、少しはいるかもしれませんがほとんどの人はあんな得体の知れない存在と一緒に勉強なんかしてたら授業よりもそっちに気を取られてしまうからという理由でこの学校に通っています。

 ちなみに私は恐怖と苦手、半々くらいです。

 さぁ、今日もバリバリ勉強しよう! と思っていましたが、新しい校舎ができるまで人間と妖怪が共学している学校で勉強することになりました。


「お、終わった……」


千夏ちなつさん、何かあったら僕や夏樹なつきのところに来るといいよ。じゃ」


「待ってください! 一人にしないでください!」


「学年もクラスも違うんだから、それは無理だよ」


「途中まででいいんです! お願いします!」


「はぁ……分かった。じゃあ途中まで一緒に行こうか」


「ありがとうございます! このご恩は一生忘れません!」


「大袈裟だなー、ほら早くしないと遅刻しちゃうよ」


「あー! ま、待ってくださーい!」


 その様子を木陰から見ている目玉がいくつかあったが、僕は気づいていないことにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ