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何それ、怖い

 私が家に戻ると黒髪ショートの女学生がリビングのソファで何やらつぶやいているのに気づきました。


「良かったですね、元の体に戻れて」


「うわっ! びっくりしたー。もうー、おどかさないでよー」


「体に異常はありませんか? それと雅人まさとさんは……あー、入浴中ですね」


「え? 何で分かったの?」


「座敷童子にとって家は体の一部のようなものなので大抵のことは分かります」


「へ、へえー、そうなんだ。便利だね」


「まあ、私くらいになるとこの家の過去や未来なんかも分かるんですけどね」


「え? 何それ、怖い」


「まあ、そんなことはどうでもいいのです。それよりあなた、私が外出している間に雅人まさとさんのこと好きになってますよね?」


「そ、そそそ、そんなことないよ! ありえないよ!」


「では、少しあなたの頭の中を調べてもいいですか?」


「だ、ダメ! それは絶対ダメ!」


「拒絶するということは雅人まさとさんのことが好きになってしまったことを自白しているようなものですよ」


「え? あっ、あー! もうー! あなた、何なの! 私で遊ばないでよー!」


「遊んでなどいません。あなたの本音が知りたいだけです」

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