これは愛だよ! 愛!!
僕は今、夏樹(僕の実の妹)の胸を優しく揉んでいる。しかし、なんで夏樹は今まで誰も聞いたことがないような声を出しているんだろう。こういうのを喘いでいるっていうのかな?
「お、お兄ちゃん……! すっごく、気持ちいい、よ!」
「そ、そうなのか?」
「うん、あっ! そこ、ダメええええええええええ!!」
どこだよ。
「えっと、どこ触ってもそんな反応するんだな」
「だ、だって! お兄ちゃんの手、すっごく気持ちいいんだもん!」
「どれくらい気持ちいいんだ?」
「マスターベーションの数億倍……いや、数字なんかじゃ言い表せないよ! お兄ちゃんの手が私の胸を揉む度に気持ち良さが倍増していくんだから!」
それ、感度がすごくなってるだけじゃないのか?
「あー、えーっと、それって感度がすごくなってるとかじゃないのか?」
「絶対違うよ! えーっと、漢字一文字で表すとしたら何かな? うーんと……そう! これは愛だよ! 愛!!」
「えっと、つまりこの現象はお前の僕に対する愛があるから起こっているということなんだな?」
「うん!」
夏樹がそう断言した時、僕は少し夏樹の将来が不安になった。
 




