告白された?
生徒会長に告白された?
「えーっと」
「私は君のことが好きなんだ。私と結婚を前提に付き合ってくれ」
「あの、そろそろ本題に」
「他国の姫の行方などどうでもいい。今は私だけを見てくれ」
「先輩」
「覚と呼んでくれないか?」
「じゃあ、覚」
「なんだ?」
「僕と結婚しても子どもは作れませんよ?」
「君のクローンを作り、そこに君の中にいる鬼を閉じ込めれば作れるぞ」
「いや、クローンを作るのは違法なので」
「では、クローンが違法ではない次元でやろう」
「あのー、僕に頷いてほしいんですか?」
「ああ、そうだ」
困ったなー。この人ってどうしてこう頑固なんだろう。いや、この場合一途と言った方がいいのかな?
「覚、今優先すべきことはなんだ?」
「君を頷かせることだ」
「違う。お姫様が自分で自分の今後を決めるまで見守ることだ」
「そうか。君は色恋には興味がないのか。仕方ない。では、そうしよう。下がっていいぞ」
「はい、失礼します」
「あっ、そうそう。くれぐれもその子に手を出さないようにしてね?」
「肝に銘じておきます」
僕はそう言うと生徒会室を後にした。
「あー、やっぱりほしいなー。よし、今日も帰ったら花嫁修行をしよう」




