表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
658/1936

心細い

 はぁ……どうして夏樹なつき(僕の実の妹)は僕に好意がある女の子を片っ端から排除しようとするんだろう……。前世で何かあったのかな?

 僕が自室のベッドの上でそんなことを考えていると自室の扉が勝手に開いた。まあ、今日うちに泊まることになった透明人間が開けただけなんだけど。


雅人まさとさん、まだ起きてますか?」


「うん、まあ」


「あの、その……なんというか、一人だと心細いというかなんというか……」


「人肌が恋しいから添い寝をしてもいいか……だろ?」


「は、はい」


 うーん、一国の姫と同衾どうきんしてもいいのかなー? いや、待て。今のはちょっとマズイな。えっと、年頃の男女が一緒に寝るのはマズイくらいにしておこう。


「何もしないと約束してくれるのなら別にいいよ」


「分かりました。約束します」


「そうか。なら、いいよ。あっ、僕のことは数名が常時監視してるから妙なことはしない方がいいよ」


 ちっ……!


「わ、分かりました」


 あー、何かする気満々だったんだなー。分かりやすいなー。


「じゃあ、おやすみ」


「はい、おやすみなさい」


 忠告をしたおかげで彼女は九死に一生を得た。もしそれをしていなかったら朝起きた時、隣に死体が寝てて寝覚めが悪くなるところだったなー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ