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愛の力です!

 りん(狐っ娘)がなぜ元の姿(?)に戻れたのかは分からないが、まあ別に知る必要はないだろう。あっ、でもまたそうなる可能性があるから一応知っておいた方がいいのかな?


「なあ、りん


「何ですか? 旦那様」


「お前、どうして元の姿に戻れたんだ?」


「うーん、よく分かりません。ですが、きっと愛の力です!」


「え?」


「愛の力です!」


「あー、まあ、そういうことにしておこうか」


「では、もう一度狐の姿に」


「それはもうやめてくれ」


「えー、どうしてですかー?」


「え? あー、それはその……コロコロ姿が変わると混乱するからだよ」


「そうですかー。分かりました。旦那様の許可なしで狐の姿にならないように設定しておきます!」


 設定?


「そうしてもらえると助かるよ」


「あっ、そうだ。旦那様、肩をお揉みしましょうか?」


「え? いや、いいよ。別に肩こってないから」


「まあまあ、そう言わずに。ね?」


「ダメ! お兄ちゃんの体は私が癒やすの!」


 夏樹なつき(僕の実の妹)は僕の前で両手を広げている。


「夏樹さん、私は将来旦那様の妻になる予定なのですよ? 旦那様を癒やすのは妻の仕事です。あなたはご自分の髪の手入れでもしていてください」


「やだ! お兄ちゃんは私が癒やすの! お兄ちゃんの〇〇とか〇〇も私が癒やすの!」


 夏樹ー、女の子が大声でそんなこと言っちゃいけません。


「そうですか。では、勝負をしましょう」


「勝負? いいよ、受けて立つ!!」


 えー、ちょっとー、勝手に決めるなよー。

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