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夏樹さん、出番ですよ

 背中のかゆみが消えるのと同時に発光しなくなったということはかゆみ……いや背中がかゆくなった時、背中をくと発光してしまうということだな。


「えっと、背中になんかあるのか?」


「ありますね。ほくろのようなものが」


「元からあったやつじゃないのか?」


「それは……夏樹なつきさん、出番ですよ」


「はーい!」


 夏樹なつき(僕の実の妹)は伊達メガネをかけると僕のほくろについて説明し始めた。


「お兄ちゃんの体内には私の髪の毛があります。それはお兄ちゃんの体の状態をリアルタイムで私に教えてくれます。それによると昨日までお兄ちゃんの背中にほくろなんてものはなかったそうです」


「つまり呼子よぶこと接触したことで背中に不思議なほくろができてしまったということか?」


「それ以外考えられないね。今のところは」


 そっか。まあ、触らなければいいってわけだな。


「なるほどな。体育の時とか気をつけないといけないな。汗かくと背中(かゆ)くなるから」


「ですね」


「だねー」

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