表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
437/1940

ふむ

 朝。


「おはよう、童子わらこ


「……あー、はい、おはようございます」


「大丈夫か? 水飲むか?」


「いえ、結構です」


「そうか。ふむ……だいぶいつも通りになってきたな」


「え? あー、まあ、そう、ですね」


「リハビリ成功して良かったな。まあ、まだ完治してないけど」


「何を言っているのですか? 完治していますよ」


「いやいや、完治してないよ。僕の手をずーっと握りしめてるんだから」


「え? ……あっ! あの、これはですね……ほら、あれですよ。私の悪癖あくへきです」


「そうなのか?」


「は、はい」


「そっか。まあ、そういうことにしておこう」


 僕たちは夏樹なつき(僕の実の妹)が来るまでベッドの上で話していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ