表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1910/1936

怪人ポテンシャルドネー、現る

 最近、居酒屋に怪人が出現するらしい。


「も、もうダメ……」


「よし! また俺の勝ち! ということで、ここの勘定よろしく!」


「ふ、ふぇー」


「こんばんは」


「げっ! 星の王! なぜ俺がここにいると分かったんだ?」


「フェンリルがこのへんから怪人の匂いがするって言ってたから少し探してみただけだ。さぁ、もうこんなことはやめるんだ」


「嫌だね! 俺は酒合戦が好きなんだ! それをやめちまったら俺が俺じゃなくなるんだよ! じゃあ、またな!!」


「待て! 逃げるな!!」


「やなこった! 逃げるが勝ちだ!!」


「お兄ちゃん、聞こえるー?」


「んー? あー、なんだ、ブレインか」


「そいつはビギナーフォームじゃ倒せないよー」


「そうか。ということはこいつを倒すにはキーワードが必要なんだな」


「うん、そうだよー」


「で? 今回のキーワードは何なんだ?」


「それはねー……」


「分かった」


 僕はベルトのボタンを押す。


「イリュージョンターイム!!」


「キーワードプリーズ! キーワードプリーズ!」


「チェイサー」


「リアリー?」


「イエス」


「オーケー! レッツエンジョイ!!」


「『纏身てんしん』!!」


「ラジャー! 千山万水! 知者楽水! 行雲流水!」


 ベルトから水が噴射。それは僕の全身を包み込んだ。


「これが覆面ガーディアンイリュージョンのチェイサーフォームか」


「うん、そうだよー」


「このフォームならあの怪人に追いつけるのか?」


「うん!」


「本当か? 嘘だったらほっぺたムニムニするぞ」


「嘘じゃないよー、本当だよー」


「そうか。じゃあ、行くか」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ