ホーリーナイトピースフル! 第一話 みんな集まれ! 東西南北!!
今週のピースフルで僕たちの妹の名前が呼ばれてたような気がするな……。よし、一応、前の年の作品を履修しておこう。
「今日はとってもいい天気ー♪」
「ようやく見つけた……『東 春香』。君に頼みがある」
「ぬ、ぬいぐるみがしゃべってるー!?」
「私は妖精だ。とりあえずそこの公園でゆっくり話そう」
「え? あ、ああ、うん、分かった」
展開早すぎるだろ……まあ、いいか。
「君は伝説の戦士ピースフルになる資格がある」
「私、そんな資格取った覚えないよ?」
「君はそれを生まれた時からずっと持っている。だから自覚できないんだ」
「な、なるほど?」
「君は今日からこの世界を守るために戦うことになる。けど、他の三人がまだ来ていないからそれまで待機だな」
「は、はぁ……」
中学二年の春、私は妖精さんと出会いました。これからいったいどうなるんだろう。
「四方向からやってくる! 彼女たちはー、ホーリーナイト! いつでもどこでも駆けつけてー、みんなの笑顔を守るんだー! やーみーのせかいーの人たちはー、なーぜーか、こっちにー、やーってくるー。狙いはなんだー? そんなの分かんない! だーけーど、なんとなーく、分ーかーるーよー。あ・な・たたちーは悪い人だー! ホーリーナイト! ドドーン! ホーリーナイト! ズバーン! 平和になるまで戦うよー、ホーリーナイト……ピースフル!!」
オープニング終了。怪人出現、主人公がピンチになる。その時、他の三人が到着。
「偏西風に乗ってただいま参上! 誰もが知ってるピースフルウエスト!!」
「南の島から飛んできたよー。いつもゆったりピースフルサウスー」
「北極から来ました。あったかい食べ物が好きなピースフルノースです。よろしくお願いします」
「ふ、ふぇー。みんな全然違うところから来てるんだねー」
「今日から君もホーリーナイトピースフルの一員だ。さぁ、この鏡を手に取って自分の顔を見るんだ」
「妖精さん、圧がすごいよ」
「すまない。でも、今回の敵はかなり強いんだ。多分四人の力を合わせないと勝てない」
「そ、そうなの? じゃあ、とりあえず鏡見てみるね。わー、きれいな鏡ー。なんかキラキラしてるー」
そろそろお着替えの時間かな?
「ホーリーナイトミラー! クイックチェンジ!! 東風が吹くとみんなが喜ぶ! 私の名前はピースフルイースト!!」
「おー! ついに四人揃った!!」
「やったねー」
「よろしくお願いします」
「う、うん! みんなよろしくね!」
「うん! じゃあ、四人技出そうか!」
「はーい」
「分かった」
「わ、分かりました!」
「『ピースフル! ホーリーライトー! カルテット』!!」
「タイヘンヨクデキマシター」
敵はそう言いながら消滅した。幹部らしき人物はいない。どうやら自然発生したもののようだ。
「東西南北、四つの力! 今日も明日もハイジャンプ! 夜になったら帰って寝るよ。おやすみなさーい、ホーリーナイト!!」
短いエンディングだな。でも、そのおかげで次回予告長めにできるな。
「結構バタバタしてたけど、とりあえず自己紹介しないとねー。私は『東 春香』! 私は『西野 秋』! 私は『南国 千夏』だよー。私は『北国 美冬』。ねえ、妖精さんに名前はあるの? さぁ? 忘れたよ。そっか。じゃあ、みんなで妖精さんの名前を考えよう! ホーリーナイトピースフル! 妖精さんの名前をみんなで考えよう!!」
これ、妖精さんがラスボスだったりするのかなー。うーん、どうなんだろう。




