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第五十話 もやしっ子、父と戦う

 ついに最終回かー。えーっと、ラスボスや幹部たちがもやしっ子というか現代っ子にスポーツがうまくなる細胞を移植して怪人にしている。そうか、怪人たちが主人公の普通の攻撃で倒されてたのは素体が貧弱だったからか……。えーっと、ラスボスはすでに死んでいるはずの主人公の父親で父親は金メダルをたくさん持ってるエリート。彼は自分の長所を継承しなかった主人公のことを自分の子だと思っていない。彼がスポーツの概念を消したいのは自分のような思いをする親を増やさないため、そして運動嫌いな子どもたちのため。あー、そういえば通信制の小学校も父親が作ったんだったな。息子を愛してないとか言ってるけど、ただ愛し方を知らないだけなんだよな……。で、エイトは主人公の兄になる予定だった水子だけど主人公に話すつもりはない。それを主人公に話すと消滅するから。


「父さん……いや、ホロボスポーツ! お前の野望は俺が止める!!」


「私の能力を受け継がなかったお前が私に勝てるものか!!」


「いや、勝つ! この最弱のデリケートフォームであんたを倒す!! 創身! よし、行くぞ! うぉおおおおおおおおおお!!」


「最弱が最強に勝てるものかー!!」


「覆面ウォーリアーアタッカー、ディフェンダー兄弟が言ってた! スポーツは先に気持ちで負けた方が敗者だと!!」


「違う! スポーツは強者が勝つものだ!!」


「覆面ウォーリアーリボンが言ってた! スポーツの勝敗は血統や年齢で決まるものじゃないと!!」


「違う! 生まれた時から強者でないと勝てないのだ!!」


「覆面ウォーリアーウィンターラバーが言ってた! どんなに戦況が不利でも勝機はどこかにあるって!!」


「そんなものはない! 勝敗は戦う前から決まっているのだ!!」


「覆面ウォーリアーサマーバケーションが言ってた! いい記録がなかなか出ない時はスポーツから離れて気分転換をしてもいいって!!」


「そんなことをしてもいい記録は出ない!」


「あんたはさっきから否定してばっかりだな! 意固地になると周りが見えなくなるぞ!!」


「私は最強だ! 周りが見えなくてもどうにかなる!」


「そうか。じゃあ、あんたと戦いながらばら撒いたいろんなスポーツに使う道具であんたを生き埋めにしてやるよ!!」


「な、何!? うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


「父さん、俺の勝ちだ」


ごう、強く……なったな……。私の負けだ」


 父さんはそう言うと灰になってしまった。こうして俺たちの戦いは終わった。けど、まだやることがある。


「なあ、エイト。いつか世界中にいる子どもたちにスポーツの楽しさが伝わる日が来ると思うか?」


「それはお前たちの頑張り次第だ。それより早く家を出た方がいいぞ。今日、卒業式なんだから」


「そうか。そうだったな。母さん、いってきます」


「はーい、いってらっしゃーい」


ごう、お前なら大丈夫だ。お前はオレの最愛の弟なんだから」


「エイト、今なんか言ったか?」


「いや、何にも。じゃあ、行くか」


「ああ!」


 なかなか楽しめたな。次、何履修しようかなー。

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