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怪人バラマキトカゲ、散る

 うーん、とりあえず『纏身てんしん』するか。僕がベルトを心の中で呼ぶとベルトは僕の腰に巻きついた。


「ビギナーフォームでいいか……色々省略『纏身てんしん』!!」


「な、なんだ!? 特撮のヒーローか!?」


「違う、僕は『覆面ガーディアンイリュージョン』だ」


「祝った方がいいか?」


「ハッピーバースデー、イリュージョンとでも言うつもりか?」


「ああ」


「気持ちだけ受け取っておくよ。じゃあな、バラマキトカゲ」


「ま、待て! 俺を爆破したら大変なことに!」


「大丈夫だ。世界中にいる僕の分身たちも『纏身てんしん』しているからお前の分身たちが爆発してもスーツを構成している万物が爆発を代わりに受けてくれる」


「そ、そうか……それはよかっ……いや、よくない! もっとゴミをばら撒かせろー!」


 やつの最期の言葉はそれだった。


「世界中の権力者たちが一斉にこの世からいなくなったらパニックになるからな、その時が来るまで長生きしてくれよ」

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