1898/1939
怪人バラマキトカゲ、登場
僕が河原に落ちているゴミを拾っていると何かが河原にゴミをばら撒き始めた。
「おい、河原にゴミを捨てるな」
「俺たち怪人は人間ではない! 故に人間が作ったルールに従う必要はないのだー!」
「そうか。じゃあ、お前をあの世に送るしかないな。捕獲結界」
「待て待て! せめて名乗らせてくれ!」
「それは別に構わないが何かしようとしたら結界ごと爆破する」
「あ、ああ……俺の名は『バラマキトカゲ』! ゴミをばら撒くのが大好きな怪人だ!」
「そうか。じゃあ、もう爆破していいな?」
「ま、待て! 俺を爆破すると後悔するぞ!」
「爆破するとどうなるんだ?」
「世界中にいる俺の分身たちも木っ端微塵になる」
「……ん? まさかお前のそばに権力者がいるのか?」
「その通り! 俺が死ねばそいつらも死ぬ! さぁ、どうする?」
「うーん、どうしようかなー」




