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パイグアノドン、大暴れ

 イグアノドンの突然変異体……それが『パイグアノドン』である。やつはピンチになると暴走状態のイグアノドンの群れを『十六』個召喚し応戦する。ちなみにやつを生け捕りにしようとした密猟者たちは全員死亡している。

 しかし、密猟者たちはやつが住んでいるエリアにトラップを仕掛けまくり、やつの群れを一つずつ無力化していった。


「あとはお前だけだなー。パイグアノドン!」


「や、やめろ……来るな……」


「嫌だね! 野郎ども! かかれー!」


『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』


「どうなっても知らないからな……。みんな合体だ!」


『おう!』


 イグアノドンの群れが『パイグアノドン』と合体。その直後、やつは正気を失い暴れ始めた。


「草食恐竜の恐ろしさを思い知らせてやる! 暴れまくるぜー! 止めてみな!!」


 やつはたった一頭で密猟者たちを皆殺しにした。やつは密猟者たちが使っている戦車、戦艦、戦闘機、銃火器などから放たれる砲弾、銃弾、爆弾、炎などを回避せず突撃し、それら全てを破壊した。戦場に立っていたのは無傷の『パイグアノドン』だけ。死体の山と使い物にならなくなった武器や乗り物を見れば、やつの恐ろしさを嫌でも思い知ることになる。


「はぁ……」


「今回も無傷か。すごいな」


「星の王か。なあ、今のどう見ても過剰防衛だよな」


「そうか? 恐竜らしくていいと思うぞ」


「そうか。まあ、スカッとしたからいいや」


「一応、暴走してる時の記憶はあるんだよな」


「ああ。それからイグアノドンたちが『そうそう、その調子』とかなんとか言ってるな」


「そうか。まあ、でも、危なくなったら僕を呼ぶんだぞ。君は草食恐竜たちの希望なんだから」


「おう」

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