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ラブカッパは狩りをしたい
ラブカの突然変異体……それが『ラブカッパ』である。見えない『十』本の触手を操り複数の獲物を同時に仕留められる。
「つまらない。もっと賢い獲物はいないのか?」
「どうした? ラブカッパ」
「星の王よ、なぜこの世界の生き物はほとんど私より弱いんだ?」
「それは君が突然変異体だからだよ」
「そうか。では、突然変異体を狩るとしよう」
「君以外の突然変異体も強いぞー」
「『猛者サウルス』ほどではないだろう」
「うーん、どうだろう。でも、多分君より強いのはちらほらいると思うよ」
「そうか。では、一狩り付き合ってくれ」
「うーん『猛者サウルス』がある程度まで強くなってからじゃダメかな?」
「ふむ、まあ、いいだろう。では、その日が来たら呼んでくれ」
「分かった」




