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デルタラルルス、危機一髪!!

 アンキロサウルスっぽい恐竜『タラルルス』の突然変異体『デルタラルルス』。シッポの先に当たると体が『四つ』に分かれてしまう。

 密猟者たちはジャングルにいる『デルタラルルス』を追いかけている。


「ヒャー! 人間だー! 来ないでー!」


「追えー! 逃がすなー!」


 密猟者たちは『デルタラルルス』を追い込み、捕まえようとしていた。


「『フィルター結界』」


 これで僕と空気とデルタラルルス以外結界の中に入れなくなった。


「ケガはないか?」


「あ、あなたは?」


「星の王と言えば分かるかな?」


「は、はい。でも、なんで私を助けてくれたんですか?」


「特に理由はないよ。気づいたら体が勝手に動いてただけだから」


「なるほど。優しいんですね」


「そうかなー? さぁ、早く安全な場所に避難しよう」


「はい!」

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