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猛者サウルス対星の王
戦って戦って戦いまくった結果、とあるモササウルスが『猛者サウルス』に進化した。
「星の王よ、我と戦え!!」
「今日は釣りしに来たんだけどなー」
「我と戦わなければ近海の魚介類を皆殺しにするぞ」
「それは困るなー。よし、じゃあ、やるか」
「そうか! では、早速始めるとしよう。お前の命いただき!!」
「『結界拳』」
僕は猛者サウルスの顎を結界で覆った右拳で殴った。
「カハッ!!」
しまった、少し強く殴りすぎた。
「おーい、大丈夫かー?」
「あ、ああ……」
「ごめんよ。次からは気をつけるよ」
「また戦ってくれるのか?」
「お前が嫌じゃなければ何度だって相手になるよ」
「そうかそうか! では、また会おう! 我が生涯のライバル、星の王!!」
「ああ、またな」
手が少し痺れてる。僕もまだまだだな。




