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アンモナイトウモロコシ
世界中の海に生息している『アンモナイトウモロコシ』。この生き物の誕生経緯はこうだ。絶滅しそうだったアンモナイトを救うため創造主はトウモロコシを作りそれを地球の海にばら撒いた。トウモロコシは弱っているアンモナイトに向けて粒を発射しそれを食べさせた。全てのアンモナイトがそれを食べたわけではないため食べたものはトウモロコシという概念がなくならない限り生き続けられる体になり食べなかったものは死んでしまった。
現在世界中の海に生息しているこの生き物はトウモロコシのおかげで何も食べなくても生きていけるがたまに自分の殻に生えているトウモロコシの粒を自分で食べる。食べると元気になるからだ。粒は爪のように少しずつ成長し大きくなると勝手に取れる。それを他の生き物が食べたり人が食べたりするようになったおかげでトウモロコシは現代まで生き残っている。
まあ、この生き物の殻に生えてるトウモロコシを別の生き物が食べても不老不死に近い能力を得られるわけではないんだけどね……。僕は『地球図書館』にある図鑑を閉じると本棚にそれを戻してから退館した。




