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アノマロンカリス

 貧困層に己の肉体の一部つまり栗を分け与える謎の巨大生物『アノマロンカリス』。貧民からは神として崇められ、金持ちからは疎まれている。


「人口増加と比例してあいつはでかくなる。あいつの正体は人の欲望だ」


 なんてことをテレビで言ったらきっと炎上するだろうな。いつの時代も人は信じたいものを信じ、信じたくないものは拒絶する。

 あいつが落とすこの栗。食べる前は無害だが食べるとドーパミンがドバドバ出る。つまり一度でも口にしたらやつの人形になってしまうのだ。まあ、そのおかげで悪人が善人になったりアルコール、ニコチン、カフェイン、ギャンブル、薬物、ガチャ、ゲームなどの中毒者を栗中毒にしたり偏食だったやつがバランスのいい食事を摂るようになったりしてるからいろんな抑止力になってるんだよな。


「なあ、人類が絶滅したらお前はその時どうするんだ?」


「その時が来たら別の世界に行く。私はそうやって生きてきた」


「経験済みか。なら安心だな」

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